「積み木」を含む小説

罪人の獏は、人間の願い事を叶える善行を科されていた。 相変わらず人間は欲を出し、獏は愚かな人間の願い事を適当に叶える。 新しく作ってもらった牢で罪人の日常を送りながら、獏は引き続…

（冒頭） 人は「壊れそうなもの」に強く惹きつけられる。不思議なことに、しっかりと安定しているものや、完全に壊れてしまったものよりも、中途半端に危ういものに強い興味を示す。今にも倒…

死は終わりではない。悪党だからこそ永遠にやり直せ。積み重ねたものは単なる積み木なのだ。富も。力も。地位も。憎悪も。悲劇も。信念も。全て全てやり直せ。全部。最強となった？やり直せ。…

この物語は、ある日”ゴオルド”氏が、「危険物取扱者持ってると？！あの・・・伝説の危険物取扱者を」と呟いたことから始まった物語である。子供の頃に観たドラマ「積み木崩し」にえげつない…

元は【三題噺 #65】「幸福」「作業」「破裂」へ投稿。

幼稚園のゆうくんが積み木で遊んでいると、突然バッファローの群れが現れます。 他の子供たちは気づかず、 ゆうくんだけが見える不思議な光景に 戸惑います。 その後、ゆうくんは 不思議…

茶道の一流派『組合茶道（くみあわせちゃどう）』ではその茶席空間構成のため、異世界から来た鬼を使役していた。 空間を創り出す間組職人となった鬼の一人令良（れら）はある日、見知らぬ部…

ジャンルも長さもいろいろなショートストーリの集まりになると思います １は過去作品でしたが２は今日（２０２１．０７．２２）から書き始めたものを上げていきます

※ネタバレ注意 ☆キャラクター設定 ◯結衣 ・主人公。人間。 ・一人称は私。 ・年齢は12歳(小学6年生)。 ・髪は黒髪で、おろすと肩ぐらいの長さ。 ・髪にニコとお揃いの白い…

※暴力表現があります。 男の子が暴力を振るわれて生きる実感を取り戻すお話です。 ※以前別のアカウントで投稿したものの再掲です。

全てを台無しにするという、概念ってありますよね。 ジェンガとか、積み木とか、 積み上げたものを崩すというのは、惜しくもあるし、積み上げた苦労を思えば思うほど、崩すのはもったいな…

僕は一次選考ごときで溺れかけている。ただ、その間も時間だけが過ぎていく。積み上げられていくビル。未だ完成しない小説。 時をテーマに物書きのじれったい日常を浪費する。

酒に溺れるようになった父は、いつしか家族に暴力を振るうように……そんな父から僕ら兄妹を守ってくれた母は、美しい人だった。 月に一度だけ、母はキリリと美しく装い夜にお出掛けする。 …

この話は主に1989年の話を本筋に1945年の話、2005年の話、幕末期の話、19××年の話を合間に入れていく予定です。 話は選択式のミステリーサウンドノベルとなっています。 …

神々の愛で満たされた完璧な匣庭《ビオトープ》で、銀髪の少女ソフィアは虚無を抱き、「死」という概念を世界に解き放つ。彼女の触れるもの全てが滅びへと誘われ、楽園は血と憎悪に染まる。こ…

不思議積み木があったら、こんな風に遊ぶと思う

雪道で助けてもらったお爺さんに、鶴は人間に化け恩返しに行った。しかしそこで人間の本性を見せつけられてしまう。鳥と人間が織り成す哀しい物語の結末はいかに。