「種子」を含む小説

　カクヨムコン10【短編】のお祭りに参加させて頂きます！ 　前回、前々回と旅のお話をさせて頂きました。今回は出向先の、お話をさせて頂ければと思います。 　皆さんご存知でしょうか…

緑深い森の奥、知る人のない村で母と兄二人と共にささやかな暮らしを営んでいた少女、ハル。 嵐の夜に迷い込んできた羊はヒトの言葉を喋った―――天空神ルーミルの眷属、ラタミルの雛を元…

『漏刻博士の都のこと』シリーズの舞台である町に生きる、人と妖たち。 その暮らしの断片を集めた短編集です。全4作収録。 2025年1月19日開催の文学フリマ京都9にて500円で販売…

シヴィアは知らなかった。母の愛が向けられず、諦めた自分よりも酷い目に遭わされている従兄が居る事を。後妻である祖母ディアドラが、先妻の息子夫婦を殺め、一人生き残った子供カッツェを、…

『種子』痩せた地に　種が蒔かれて　小さな芽　無情にそれは　踏み潰された ――人は、自然農法ではまともに育たない。―― 底辺の親、底辺の町、底辺の学校、底辺の先生、底辺の友達。 そ…

〔はじめに〕 　僕もこんなエッセイ出来るなら書きたくない。 　だが、ここに書かれたことはほぼ現実であり、陰謀論と言って批判しても 　全人類に降りかかってることです。誰ひとり逃れら…

『花見月四日　晴れ 　オオサンショウウオが日常的に降る国を訪れた。その国ではオオサンショウウオが絶滅危惧種になったため、神様が人間にオオサンショウウオの重要性を教えるために降らせ…

　ある日、突如発生したノイズの嵐に襲われ世界がバグに汚染されてしまう。笠木彼方はもう一つの世界から調査に来たという立花光から、この世界が『夢見人』の創造した夢の世界であることを知…

【2024年7～8月公開】【2023年9月執筆】 既存の神話（ギリシャ神話、北欧神話等）は参照しておりません💦　全てオリジナルですのでご了承ください。SFコメディに近いです。　シ…

骨の入った木箱、種子の中に形成される晶洞、遺髪で編まれた飾り、樹液を泳ぐ海月、流れ着く祖先の目、獣の腹から蘇るもの、カタツムリに寄生する菌類…… 私は私だけの物語が欲しい。静かに…

二十句部門　虫と花と星と

果物に入っている「種」を育て、売る。 日常の片隅にある、果物の種をめぐりビジネスにできないか試行錯誤する、ある男の種育成×ビジネス日記。

　舞台は空中に浮かぶ巨大な樹。そこに住むヒトは、自らが寄り添い生きるその樹を“大母樹レム・ラーズ”と呼んだ。 　主人公・ザインは、レム・ラーズを蝕む“滅びの種子”から生まれる異形…

約800年前、人類は絶え間ない争いを繰り広げていました。神様はせっかく神様に似せて創った人間たちが、自分たち自身を滅ぼそうとしていることを心配に思い、神様を深く信じるブラフという…

　ある日の朝、公園で助けた美少女アイ。前の日に見た流れ星とともに降って来たのではと思う程に美しい彼女に、ぼく、藍沢達也は恋に落ちる。高校生になって学校で無視され、孤独な毎日を送る…

誕生日をすっぽかされた月面人の少女は、一人の研究者にゴルフでもしないかと誘われる。ゴルフボールには種子が入っており、それで荒廃した地球を緑化させるつもりのようで……。 (20…

星々を作り飾る火守、種子との一瞬の邂逅、硝子でできた魚。見知らぬ土地にひそやかな出会い。朧げな夢の記憶のような短い物語たち。 ※同人誌の再録になります

一つの種から始まる創世記です。 偽教授神話杯、お題は『神話』 偽教授杯の方には初参加です。お題が神話で、神話って書いたことないなーと思い書いてみる。 家の側の川に流れてきたネ…

人間が眠っているあいだに巨大な種子のようなものになってしまう「種子化現象」が世界中で起きていた。種子化するのは男性に限られていた。このまま種子化が続けば人類は滅亡してしまう。種子…