【短歌】『種子』

うみとまお

痩せた地に種が蒔かれて小さな芽 無情にそれは踏み潰された

『種子』


痩せた地に 種が蒔かれて 小さな芽 無情にそれは 踏み潰された



<説明>

――人は、自然農法ではまともに育たない。――

底辺の親、底辺の町、底辺の学校、底辺の先生、ど底辺の級友。

それらが今の自分をつくっている。

頑張っても潰される。這い上がろうとしても蹴落とされる。もう一度立ち上がろうとしたとき力尽きてしまった。



<あとがき>

親ガチャとはよく言ったもんで、人生は与えられた環境に依存するというもの。その後の人生、自分次第だなんて傍から言うのは横暴で無責任だ。言い訳はしないよ。誰かに言われなくても、結局自分の人生は自分で引き受けるしかないんだから。

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