アイデアに適した視野で詩が描けていると思います。 ミクロの題材にはミクロの視点で、マクロの題材にはマクロの視点で。 そこら辺のピントの合わせ方が自然です。 句順にも工夫が見られ、総じて丁寧につくられている印象を持ちました。 句順のなかで、それぞれの句が生き生きとしています。
どの句も好きですが、>マーシャリア色褪せゆくや夏まつり>霜降やクロナガアリの運ぶ種子この二句が個人的にお気に入りです。