「深夜零時」を含む小説

X(旧twitter)にてハッシュタグ「#呟怖」をつけて投稿している136文字怪談作品をまとめたものになります。 お題の大半はいただいたお題です。 霊や妖怪、名前もないナニカ、田…

◆あらすじ（梗概） 　十九歳の高塔秘（たかとう・ひそか）は大学の演劇部で人間関係に失敗して飛び出し、転倒した自転車の車輪の下で雨に濡れつつ絶望していた。中一で家出した美しい少年…

鳥羽高校に通う二年生・火野燈の日常は、いたってノーマル。朝起きて、学校へ行って、授業を受けて友達としゃべって──。でも、深夜零時を過ぎた瞬間、高校二年生・火野燈は葬儀屋・火野燈へ…

これは深夜零時の、とある父親が己を解放する物語である…… 深夜テンションに任せて勢いで書いた作品です。７７０字程度のショートショート。

深夜零時。 大学のレポートを書いているとスマートフォンが不意に鳴り、画面に表示された文字列が『兄貴』だったので電話を取ったら、開口一番がこれである。 ※流血あります。

嵐の近づく夏の夜、三田は黒づくめの青年に言われる。 「君の青春はあと三日しかない」。 その言葉に三田は……。 現代が舞台の男女の恋愛短編小説。ハッピーエンドです。 （エブリ…

「この程度のアリバイ工作で警察を騙せると思った木下社長も、大甘だね」 傍らに座る可不可に言うともなく言うと、 「しょせん欲に駆られて、じぶんに都合よく考えた殺人計画など、砂上の・…

　駅前ビルの中の本屋さん、と言えば聞こえはいいが、寂れた駅の前に建つ、同じく寂れたビルのテナントの一つ、と言えばなんとなくイメージが付くだろうか。 　“とまり書房”はそういう、小…

この作品を読んでくださった皆様が｢スッキリしない作品だな｣と思ったのであれば、それが私の本望です。

銀行に勤める「ぼく」は近所の小料理屋でドーハの悲劇を見届けた帰り道、謎の老婆に出逢い、古い十円玉をもらう。老婆を送り届けた後、自分の腕時計が壊れていることに気づいた「ぼく」はある…

この世界では、毎年十二月二十五日深夜零時に初恋未経験の十八歳が姿を消す。 それを世間では昔から、クリスマスケーキが食べれるのか、世間から死んでしまうのかにかけて「ケーキか死か」…

深夜零時を越えて。廃校舎の旧図書室で、異世界の姫とコンタクトをとる。 これは本来、有り得るはずのない物語。 本当はもう死に絶えたはずの物語。 KAC2022　#10　テーマ「真…

どんなに願ってももう会えない友達がいる。叶うのならば、その子がいる世界に行きたい。深夜零時、私は鏡の前に立つ。

　生家がなくなり、九年が経った。はやいなと、凪裟《ナギサ》は思う。 　二十歳になった。本来なら、もう結婚をして子どももいただろうかと、あったであろう未来を想像する。 　だけど、…

貸し切りの大型旅客機で行われるモードコレクションに参加したシンディとエレナ、彼女たちの魔法の時間はいつまで続くのでしょうか

わたしのおとうさんは、コンビニの店長をしています。 お店は深夜零時まで。 おとうさんは、おかたづけをして、お店を閉めて、おかねの計算をして、連絡ノートを書いて、それからおうちに帰…

エリィは毎日深夜零時に起きて、一時半には出社する。 勤め先のクォーツ・タイムスの社長が、「記者にしてくれ」と門戸を叩いたエリィを面白がって、新聞配達人として雇ってくれたのである。…