「浄土」を含む小説

交際後初のクリスマスだっていうのにカノジョは親と過ごすという。 それはまあしょうがない。クリスチャンってそういうものって聞きかじったことあるし。 そういうふうに聞いていたのにな…

　伊賀忍者と織田信長の戦い、二度にわたる天正伊賀の乱を、主人公のくノ一忍者、衣茅の目線を中心に描きます。 　作中には実在の歴史上の人物を中心に、魅力ある武将をたくさん登場させ、で…

三千世界シリーズの本編作品（R18G作品である『前日譚：安楽浄土』『後日談：極楽浄土』、本筋とは関係ない『番外編：十万億土』の一部を除いたナンバリング作品）を全部まとめた完全版で…

天竺・須弥山を拠点として君臨する神仏の宗門は、外界の神々からの勢力におされ、その栄華を蝕まれつつあった。この負の状況を打開すべく、とある任務を託された毘沙門天が、救世の旅路につき…

綿津見という男が、浄土ヶ浜で一人の女と出会う。 女は綿津見に、 「自分に良く似ている人の話を是非お聞きしたい」と頼む。 「私は、……それを、世代交代というよりは、むしろ、宿命と呼…

夢もうつつも入り混じった幻想掌編集です。和風・東洋風のお話が多いです。

千年前から伝わる『おわたい』という民間信仰を見学するべく、三宅爽果《そうか》に案内されて、 白 匡介《つくも きょうすけ》（シロ先生）と、その助手である山田羊《やまだ よう》は、…

珂泉国には怪奇事件を専門に調査する〈度生司〉と呼ばれる官署がある。そこは禁術を犯した罪人の方士たちで構成される特殊な組織だった。 治病を騙った詐欺師の安玖は〈度生司〉に新たに配…

私こと稲見忍は友人の宮島美貴に心霊スポット巡りに誘われ、もう一人の友人の斉木桃香と車を運転してくれる大人のお姉さんとその妹さんの五人で河童の棲むと言われる池に向かう事になった。 …

「あをによし奈良の都に初袖のみやこ乙女らはなやぎ行けり」これはン十年前に筆者が奈良地方を正月に旅した折りに詠んだ和歌です。一般に我々東京者の目から見れば関西地方の人々は概して明る…

ホラー映画が好きだ。このクソみたいな世の中の理不尽さに嫌気がさしている時に観ると、それを上回る理不尽さで人が死んでいくから、胸がすっとする。 そんなことを話しあった、友達の西森が…

田口誠はなぜバレンタインデーに背を向けるのか？

『伽婢子』(寛文6(1666)年板)は、浄土真宗の僧侶である浅井了意（?-1691）作の仮名草子で、本作はその現代語訳です。 浅井了意は仏教だけでなく、神道、儒教の三教に通じてい…

《コンプエースにてコミカライズ（読み切り）！》 《カドカワBOOKSより大幅改善した書籍版（第一部）が発売中！》 遠い遠い未来。けれど浄土は更に遠く、滅びは遥かに近い黄昏の時代…

宇宙を創造したビッグバンは神の意によるものだった。その意とは生命として生きることや存在する全てのものを生かすという価値、その意と義と名分を確立したいと考えたからだ。 正しい生き方…

霧 深く、白く、世界を閉ざす 何も見えない、何も聞こえない 静かに、深く 霧は昔から異界と現実世界との境目と語られることが多かったのです 桃源郷、あるいは鼠浄土 深い霧を抜け…

人生初の短歌です。 日々の生活でふと思ったこと、感じたことを詠みました。 どうぞお手柔らかに。