クソビッチに騙された俺は……
403μぐらむ
クソビッチに騙された俺は……
クリスマスは過ぎたけどよろしくお願いします。
※
「クリスマスイブの日は家族と一緒に過ごすからデートは無理なの。てっちゃん、ごめんね……」
そう言ったのは俺のカノジョの三崎かおりだ。
かおりとは丁度この12月で交際半年となる。ダメ元で俺から告白して、なんと大逆転のオッケーを貰って交際がスタートした。
かおりは黒髪清楚なお嬢様風な雰囲気をまとっているうちの高校でもナンバーワンの美少女。黒目がちな双眸に見つめられたら今でも骨の芯からとろけてしまいそうになる。
そんな彼女との交際だけど付き合い始めて3ヶ月ころにキスしてそれから何もない。
だからこのクリスマスという日に絶対に決めてやるんだと意気込んで、プレゼントだってバイト代をほぼ全額突っ込んで銀座まで買いに行ったぐらい。
世間的には斜陽と言われていたりするブランドだけど、高校生の俺にしては清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要なくらい高価なリングをプレゼントに用意した。
「うちってクリスチャンだからクリスマスは家族で、っていうのがゼッタイなんだよね。だからてっちゃんとはまた今度ね」
「そっか、それじゃ仕方ないね。わかった。この
そうは言ったものの、意気込みに対してはしごを外されたような気分で、隠してはいるけどけっこう内心ではウジウジとしている。
「家族団らんを引き裂いてまで俺のエゴを通すのは間違っているしな。今回は我慢して、次のデートのときにでもプレゼントは渡そう」
そう決めて、俺もクリスマスは家族と過ごすことにした。
★
「哲治、ケーキ受け取ってきてよ」
「嫌だよ。かーちゃんが取ってきなよ」
「今晩の夕飯がお茶漬けでいいならカーチャンが取りに行くけど?」
「………わかったよ。行ってくりゃいいんだろ?」
夕飯を人質に取られてはもう手も足も出ない。仕方無しに引換券片手に駅前のケーキ屋までクリスマスケーキを受け取りに向かう。
街にはクリスマスソングが流れ、イルミネーションも薄暗くなってきた夕暮れに合わせるようにチカチカして華やかだ。
「ケーキの前に
沙智とは俺のいもうとで、ある時期いろいろあってギクシャクしたこともあったが今は仲良くやっている。出かけるついでに買い物を頼まれるなんてことも普通にできるようになった。
沙智の欲しがっているハンドクリームはラブホテル街の手前にあるドラッグストアにしか置いていないようで、沙智的にはあまり近づきたく無い場所らしい。俺もあいつを近づけさすのは嫌だしな。
「あれ?」
ドラッグストアの前で見知った人影がラブホテルから出てくるのが見えた。
「かおり?」
まさか見間違いだと思ったが、男の腕を抱いて寄り添って歩いているのはどうやってもかおりにしか見えなかった。
俺は慌てて二人の前に駆け寄った。
「かおり!」
大学生くらいの男に寄り添いながらホテルから出てきたのは間違いなくかおりだった。
普段の清楚な雰囲気は全く無く、少し濃い目の化粧に肌の露出の多い服装。何より媚びを売るように男の腕に抱きついている姿はなにかの間違いであってほしいと願うほどだ。
「何だお前?」
男がなにか言ってくるが、今はそれどころではない。
「かおりっ、これはどういうことだ?」
「…………あーあ、ばれちゃったぁ。ま、見たまんまよ。こっちがあたしの彼氏。あんたはなんでも奢ってくれるからいいおサイフだったんだけどなー」
「は? え? おサイフ……。かおりは家族とクリスマスって言っていたじゃないか……」
「ぷっ、そんなのうそだぞー。キミみたいに簡単に人のこと信じるぐらい単純なのは騙すのにはお手頃だったけどね。因みにウチはクリスチャンじゃなくて浄土真宗だから。あははは~」
「嘘だろ……」
「何こいつ。おまえの言っていた財布野郎ってこいつのことか? 残念だったな。けっけけ、騙される坊やのほうが悪いんだからな? お生憎様」
「コージ。早く行こっ」
かおりはコージとか言う男の腕にまた抱きついて俺を放って行ってしまった。
俺は只々茫然自失するだけ。
「実はクソビッチだったって? 俺、ずっと騙され続けてきたってことだよな……」
……。
どうにかハンドクリームとケーキは手に入れて自宅に戻ることは出来た。
「おにいさんありがとう……ん? なにかあったの?」
「……」
「哲治、ケーキは食後だから……ね。どうしたんだい?」
「……」
「アンタもなにかあったなら言わないとカーチャンでもわからないよ?」
「なんでもない。飯もいらないしケーキもいらない。しばらく声もかけないでくれ」
それだけかーちゃんと沙智に言うと俺は自室に籠もった。
ショックなときって涙も出ないんだな。
頭が真っ白でなんにも思考が纏まらない。この半年、楽しかったこと嬉しかったこと全部まやかしだっただなんて……。
机の上に置いたままになっているリングの包んであるプレゼントボックスが虚しい。
サイズが分からなかったから、今度はサイズ合わせにデートがてら出かけるのもいいなんて考えていたりした。
「渡す前だったのは不幸中の幸いってか? ふざけろよっ」
悲しみなのか怒りなのか絶望なのか今俺の胸中に渦巻いているのが何なのかは分からないけど、この感覚は気持ち悪くて仕方がない。
台所から離れる前にくすねてきた親の飲んでいるウィスキーが手にある。
二十歳前の俺は酒なんて飲んだことはないけれど、今は悪いことだってわかっていても飲みたい気分だった。
蓋を開けてラッパで飲む。
「ゴホッゴホッ! ゴホッゴホッ。うげ、喉が焼けるように痛い……」
それでも構わず酒瓶をあおる。何度もむせながら、熱い琥珀色した液体を喉の奥に流し込む。
やがて力が抜けてベッドの上に仰向けに寝転び、天井を見上げる。
目からなにか漏れ出ているようだけど、アルコールで頭がクラクラしてきたので感覚が曖昧になってきた。
「急アルで死んでもいいや……。もうなんだっていいや……」
かおりなんてもうどうでもいい。どこの誰と寝ていようと俺の知ったことじゃない。ただ俺は悔しくて情けなくて悲しくて……。
すべてが本当にどうでも良くなった。そこまで考えたところで俺は意識を手放してしまった。
★
「痛っっ」
頭がガンガンする。これがいわゆる二日酔いってやつなのか? ベッドから起き上がろうにも体を起こすことが出来ない。
なにか重しでも乗せられているように身体も重たい。
いや。
実際、なにか俺の上に乗っているな。
柔らかくて、なんかいい匂いのするもの。
はて? なんだろう……。
「おはよ。おにいさん」
「沙智?」
「うん」
「なにしてんの? 俺の上に乗っちゃだめでしょ? 色んな意味でも」
一応きょうだいなんだから、一緒のベッドに重なって寝るのはよろしくないはずだぞ。
「おにいさんが苦しそうだったから、寄り添っただけよ」
「うーん、それはサンキュ。でもこれはちょっとやりすぎじゃない?」
「だめ?」
「うーん……だめ、なのかなやっぱり。かーちゃんたちは?」
こんなところかーちゃんに見られたら何を言われるかわかったもんじゃないからね。
「今日は平日だよ。私たちが冬休みなだけ」
「仕事かよ。家に二人きりか。余計によろしくないような気がしてきたぞ」
実はこの一つ年下の沙智と俺は兄妹だけど血の繋がりはない。
6年ほど前に俺の母と沙智の父が再婚して、俺たちは兄妹になった。つまりは義兄妹ってわけ。
「そんなことよりもおにいさん、何があったの?」
「……なにもないよ」
「うそ。私にはわかるの。ちゃんと話して」
どうするか……。いや、ここで黙っていても学校が始まりゃそのうちわかってしまうだろうな。
別々の高校ならまだしも、俺と沙智は同じ高校の2年と1年。聞きたくない話だって耳に入るっていうもの。
「あのさ、実は―――」
昨日あったことを包み隠さず詳細に沙智に聞かせた。まだ頭痛がするので休み休み寝ころびながらだけど。
「酷い! 私だったら絶対にそんな仕打ちしないのに! あの女、絶対なにかあると思ってた!」
沙智も同じく寝たままで俺に更に抱きついてくる。小ぶりながら弾力もあり、存在感もしっかりしたソレを押し付けながら。
いくら兄妹でも、義理なんだからそういうのは刺激が強すぎて兄妹だってこと忘れそうになる……。
「もう大丈夫だから、な。てかちょっと、沙智が怒るようなことじゃないだろ? それよかちょっと離れようか?」
「嫌。私が全力でおにいさんのこと慰めるの。私が全部忘れさせてあげる」
こんなことされると否が応にもあのときのことを思い出してしまう。
あれは今から4年ちょっと前のことだった。
「わたし哲くんのことが好き!」
「そっか。ありがとな。俺も沙智のこと好きだぞー」
「違う! そういう好きじゃない!」
「? じゃあなんの好きだよ」
「一人の男の子として哲くんのこと好きなんだよ」
「……」
俺が中学1年、沙智はまだ小学生だった。だから、子供にありがちな憧れを好きと勘違いしているものと俺は判断した。
だから――
「そうしたらさ。あと4〜5年経っても俺のことそういうふうに思っていたらもう一回言ってくれよ」
「やだ、やだ! 今がいい! どうしてそんな意地悪言うの!」
ここからは俺も子供だった。ただの言い合いから喧嘩に発展してそこから半年ほど過去最低なほど俺たちの関係はギクシャクしたんだ。
で、沙智が中学生になった頃関係は兄妹に戻った。ただし沙智の俺の呼び方が『哲くん』から若干他人行儀な感じの『おにいさん』になって。
その時の俺は痛い厨二病を患っていたしあまり気にもしなかった。妹とはいえ女子と仲良くするのも恥ずかしいと思っていた思春期ど真ん中だったしな。
あのあと俺が地元の公立高校に進むと後を追うように沙智も同じ高校に入ってきた。沙智の学力だともっと上の学校も狙えたはずなんだけど『近いほうが通学楽だよね』なんて理由で決めてしまっていた。
以前から見た目麗しく可愛いと思っていたけど、高校入学後は更に磨きをかけて可愛くなってくる沙智。
当然のように男子からの人気も凄まじく、数日置きには告白されているとかの噂を聞いていたりする。
こういう場合女子からは僻みが出て嫌われたりすることが多いらしいが、沙智の場合誰彼と別け隔てなく優しく接するのでそういう心配も無用。
因みに俺と兄妹なのは、あえて公表していない。特殊な家庭事情っていうのもあるけれど、いちいち言うものでもないのと名字がありふれた鈴木なのであまり詮索されないってこともある。
偶にクラスの友達に「1年に可愛い子がいるんだってよ。見に行かないか?」なんて誘われたりするけど、「(毎日会っているし今更)わざわざ見に行かないよ」と答えたりしていた。
「家族だからってそんなに気を使ってくれなくていいんだぞ」
「家族だからこうしているんじゃないもん……」
では何故、なんて聞くほど野暮じゃないけれど、やっぱり兄妹だってことは頭からは離れないわけで。
「とりま離れよっか?」
「嫌。もうあれから4年ちょっと経ったよ。ちょっと前の法律なら私も結婚できる歳になっているの。だから、いいでしょ? ね、哲くん。どうしても哲くんのことが好き。大好きです」
「……うん。俺もちょっとは考えるからさ。ただ今はかおりに裏切られたショックもあってそう簡単には割り切れないから。待ってくれないか?」
「うん。わかった……」
問題の先送りとか誤魔化しとか言われるかもしれないけど、今の俺の精一杯の答えがこれだった。実際のところかおりのことなんかもうどうでもいいと思っているし。
「頭痛も引いてきたし、なんか飯食いたいな。昨日からウィスキーしか口にしてないしな」
「じゃあ、なにか御飯作ってあげるね。二日酔いじゃお腹にやさしいのがいいよね」
「はい、あーん」
「いや、自分で食べられるし」
「あーん」
「だから、自分で「あーーーーんっ」」
「……わかったよ。あーん」
沙智が作ってくれたお腹に優しそうな雑炊を口に含む。
「どう? 美味しい?」
「ああ、美味しいぞ。本当に美味しい。じゃぁ後は自分で「あーーんっ」」
結局一食まるまる食べさせてもらった。かおりにもされたことないことで終始赤面しっぱなしだったような気がする。
★
それからというもの冬休み中は俺がバイトで家にいないとき以外いつでも沙智は俺の隣に引っ付いて来ていて、両親が居ようと居まいとソレは関係なく俺を甘やかしにかかる。
両親もなにか言えばいいのに見て見ぬふりをしている風で、心なしかニヤニヤとしながら俺のことを見ているような気がする。流石にこれは被害妄想なのかもしれないけど。
沙智は俺が寝るといつの間にかベッドに潜り込んできて朝まで床を一にしてくる。
止めろというと「はーい」と返事だけはいいが、翌夜には同じようにベッドで一緒に寝ている。4日もすると俺も慣れなのか諦めなのか最初から一緒に寝ることになっていた。
俺のベッドはセミダブルだから広くはないけどシングルほど狭くないので気にならないといえば気にならない。うん。多分感覚が麻痺しているんだと思う。一緒に寝ちゃだめって意識が薄らいできている。
7日目の朝、沙智にキスされた。それもかおりとした唇がちょっと触れる程度のやつじゃなくてしっかりとしたやつを。
「おはよ。そしてあけましておめでとう。今年もよろしくね」
「……あ、うん」
キスについては触れなかった。つっか、触れられないだろ?
両親は年始回りに出かけてしまったので、俺と沙智で初詣に出かけた。当たり前のように沙智は俺の腕を抱えるように抱きしめている。えーっと、うん。かわいいって思ってしまう。
神社でのお願いは「今年は平穏無事に過ごせますように」にしておいた。なんとなく叶わない気がしているけど。
新年二日目は沙智が初売りの福袋がほしいというので、家族総出で近くのショッピングモールにでかけた。めちゃくちゃ混んでいた。
前を歩く両親は再婚っていうのもあるのか、もう何年も経っているのにラブラブで腕を組んで歩いている。
その後ろで俺と沙智も腕を組んでいる。兄妹でも仲が良ければこれくらいのことはよくあることだよね。しらんけど……。
「ダブルデートみたいだね」
「そ、そうか? 見た目は若いけどあっちは中年夫婦だぞ?」
俺らのことには触れない。やぶ蛇になりそうだったので。なんとなく、沙智にはお見通しって感じだけど。
★
冬休みもあと1日。明日からは学校が始まる。少しだけ出ていた課題も卒なく終わらせてあるのでそっちの杞憂はない。
問題があるとしたら今のこの状態だろう。
俺は今リビングでテレビを見ている。ソファーには両親が恥ずかしげもなく乳繰り合いながら同じくテレビを鑑賞している。
子供の前で恥ずかしげもなくイチャつくのはどうかと思うけど、仲がいいだけなのでとりあえず目は瞑っておこう。
だけど問題はそこじゃない。
俺の膝の上。
沙智が俺の脚に膝枕しながら半分抱きついたような格好をしているんだ。
親の目の前でするような格好じゃないと思うのだけど、親も何も言ってこない。
「沙智、それはどうなんだ?」
「重たいの?」
「それは全く無いけど」
「じゃ、嫌なの?」
「それも無いが」
どちらかというと甘えてくる沙智が可愛く思う。
ここ数日気づけば愛おしいとさえ思っていることがざらにあることに驚きを隠しきれない。
このまま学校が始まると、沙智は学校でも何かしらやりかねないと思う。もう兄妹であることはバレるだろうし、それも義理の兄妹ってこともすぐに知れ渡るだろう。
そしてその二人の距離は兄妹のそれと全く違うってことも。
その前にけじめはつけないといけない。
小学生の頃からずっと俺のことを想ってくれていた沙智に報いるときが今なのだと思う。
俺も沙智のことが好きという想いに蓋をするのはもう止めにする。気づいてしまったんだ。俺も昔から沙智のことを一人の女の子として好きであったことを。
兄妹だから、家族だからなんていうのはただの言い訳だった。
単に周りからの目が怖かっただけ。どんなふうに思われるのか、おかしなやつと思われないのか等々。
特に両親からの反対には恐怖しか無い。
でももう俺は止まらない。
両親にもこの思いを伝えてどうやっても許しを得なければならない。
「お義父さん、お母さん。聞いてくれ」
「なんだい? 哲治くん」
「何をかしこまってんの、哲治」
「俺……沙智のことが好きだ。一人の女の子として沙智が好きなんだ。おかしいかもしれないけど、許してほしい」
頭を下げ床に額をこすりつけるばかりに願い出る。
「「………」」
「頼むっ」
「哲治」
「はい」
「やっとなの? あんたちょっと遅すぎでしょ?」
「?」
思っていたのとちょっと反応が違う。頭を上げてみると、なんというか、呆れているっていうふうに見られている気がする。
「僕らはね、哲治くん。沙智から君への思いはだいぶ前に聞いていたんだよ。それで、絶対にモノにするからそれまでは見守っていてほしいって、ね」
「……? は? へっ」
「要するに哲治、アンタの覚悟待ちだったってわけ。それなのに変な女に途中捕まったりして遠回りして、我が息子ながら情けないったらありゃしない」
「ヒドイ……」
じゃあニヤニヤと見られていたのは勘違いじゃなくて本当にニヤついて見られていたってこと?
まさに『こいつ順調に攻略されてら』って見られていたの?
やだ、恥ずかしい……。
「じゃあ沙智と交際するのは?」
「「賛成、寧ろ推奨」」
「あ、ありがと……うございま、す」
無事(?)お許しはいただけたようで。ならば残りは……。
「沙智」
「はい、哲くん」
「俺は沙智のことが好きだ。大好きだ。俺と男女の交際をしてくれ」
「はいっ、喜んで。こちらこそよろしくお願いします。だ~いすき哲くんっ」
沙智は抱きついてきてそのままキスしてくる。もう恥ずかしいところはたくさん見られたので両親の前でもキスぐらいは俺もへっちゃら。
俺たちは気が済むまで唇を重ねた。
で、翌日からの学校は案の定大騒ぎ。
俺と沙智が実は兄妹で、ついでに義理で、ついでのついでに恋人同士だってカミングアウトしちゃったんだよね。
小出しにバレていくよりいいっしょ?
あのリングも沙智の左手の薬指にぴったりサイズだったので、買った由来も了承してもらって沙智にプレゼントした。
禍を転じて福と為すってことでハッピーエンドでいいんだと思うよ。
ああ、そうそう。
かおりなんだけどラブホから出てきたところと俺のこと蔑んでいたところをどこかの誰かに動画で撮られていたらしくって見事に冬休み中SNSで拡散されていたみたい。
俺SNSやってないし、そういうの疎いんでよくわかんないけど、どうも今は肩身の狭い思いしているみたいだよ。
ま、因果応報ってやつなんだろうね。
※
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クソビッチに騙された俺は…… 403μぐらむ @155
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