「望郷」を含む小説

いつかどこかの遠い国。 広々とした平原を見下ろす山では独裁者と戦うレジスタンスが日夜訓練に明け暮れています。 ある冬の夜明け、たくさん雪が降ったので、レジスタンスのみんなは雪だる…

　民族紛争で家族を失った狙撃手と観測手の二人。仇討の掟に縛られ、故郷にはもう二度と戻れない彼らは遠い砂漠の国でいつ終わるとも知れぬ内戦に身を投じている。いつか女神の教えに基づくこ…

ーー目覚めたら、そこは異世界だった。 　誰かが言い争う声とともに、見知らぬ部屋で目を覚ました主人公は、自分が赤ん坊として転生したことに気付く。 　戸惑う主人公の目の前に現れたのは…

初めまして、天川裕司です。 ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。 また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。…

鬱鬱とした気分で物思いに沈むこともなく、時間を無視して滔々と明日を思い描く。別の世界線の自分が果たしてくれているだろう未来に憧れて、今の自分で足踏みしながら指を咥えて眺めている。…

　気が弱く、人見知りの激しい少年が出会ったのは、記憶だけ残った古の錬金術師だった。 　師に導かれて少年は大海を知り、何を思い、何を為すのか。 　少年が得たものは数多く。幸せ…

とんでもないものをポケットに入れて彷徨う旅人と少年の邂逅。テーマ「届ける」（エブリスタ／超・妄想コンテスト）によせて書きました。

　私が大学に入学するために上京して、今に至るまでの約半年、そのすべてをさらけ出そう。興が乗った、特別な時しか詠っていないけれど、其処にはふとした本音がある。 　……なんだろうね。…

『稀人』は、記憶を失い、唐突にイルミナの世界に現れる。 彼らにあるのは強い望郷感とダンジョンの最深部へと駆り立てる強い衝動のみ。 アカツキ・トウヤもそのうちの一人だった。 着…

一句部門　望郷５句

※前作『自由の国のアイリス　—合聖国戦記—』 https://kakuyomu.jp/works/16818093073103289160 ［聖暦］２０世紀中葉。帝政圏との世界…

季節シリーズ第三弾。 色付いてきた景色、あたたかい日差しの春ですが切ない秋物語を書いてみました。

何らかの力によって過去へタイムリープさせられた主人公『鹿間陵汰』は、いかにして元の世界に帰還したのか。

異世界――それは読んで字のごとく我々の住んでいる地球とは「異」なる世界である。 全く未知なる環境、それによって生み出される常識や生物の形質の差異。 それらは留まることを知らず、自…

　この国は黒雲に閉ざされた、魔法少女が支配する絶望郷。そこで暮らす主人公リツは反乱軍に勧誘される。しかしそれを手ひどく断った途端、敵性魔法少女ファントムがリツを誘拐しようと襲って…

（旧題『今日のごはん　異世界変』『望郷の異世界レシピ』『王都編（仮題）』等同一世界観ファンタジーシリーズのまとめです。最終的にはここに一本化するはず） 　▼同一世界観　作品まと…

　満月の夜に出会った黒猫は、公園で空を見上げていた。ただし、お月見を楽しんでいたわけではなく……。 （「小説家になろう」「エブリスタ」でも掲載しています）

扱いにくい重病の夫を、その故国ドイツへと連れ帰り、無事にというか突然にというか死なれて後、刻苦勉励、喪の仕事に心身を捧げた後、日光不足がたたり何と思いがけなくも、無能、無力、自信…

記憶を失った少年、ウル。彼はイングドという小さな島国にて、憧れだった騎士を目指す。 だが、少年の純粋な夢とは相反する様に、イングド周辺の情勢は急速に悪化してゆく。 同盟国の脱退…

漠然と死にたいと思うも、直前で怖くなって辞める。 自殺を決めると「もう終わるから」と日常をいいかげんに済ます。 これを少年時代から繰り返して、今やだいぶ苦しい立場になってきました…