「批評・評論」を含む小説

創作技法ではなく創作哲学です。面白い作品を作るための創作テクニックやPVを伸ばすための投稿テクニックなどは最初から目指していません。

純文学作家、健蔵と、大衆文学作家、健也が、現代の文学の在り方について、二人が望む現代の文学について、批評を飛ばしながら感情を交えながら論じ合う。

筆者が読んだ小説の感想・批評を投稿していくだけの軽い創作論的な何か。

2010年代後半から2020年代の大衆文化にみられる「弱さ」の表象が、これから社会を再構築していく際に参考になるような重要な価値をもっているのではないか、と思っていました。 そこ…

ラノベってなんだろうってことを考えたいな、と思って書き始めました。多分、ラノベって明確な定義はできないのでしょう。でも、一般文芸とはちょっと違うもので、違うことができるジャンルな…

自分が衝撃を受けた作品や影響を受けた作品を理由を交えて語ります。 一話ごとに別の作品を紹介する予定です。

Web小説を転生の発明以前と以後に分けたとき、境目の「転生」が二つあることはご存知でしょうか？　一つは一次創作シーンの「異世界転生」（2011年）であり、もう一つはそれを準備し…

自らのコンテンツを守るため、あらゆる反対意見を誹謗中傷と一括りにして言論弾圧をする自称「表現者」たち。 ──そんな貴方方こそ、我らが何物にも代え難い表現の自由を蝕む癌なのだよ。

※（2023/6月）投稿時期の近い既出の3稿をまとめました。 　更なるヤンデレ文化向上の一助となれば幸いです。 ①（投稿：2021/6/15） ②これからの社会におけるヤンデレ…

現代の我々にとって結局「ヤンデレ」とは何なのか、そしてなぜ少なからず人々はその存在へと接近してゆくのか。 メンヘラや地雷と地雷系ファッション、そして推し文化も含めて、現代文化の一…

狂気の天才作家アザミに己の作家生命とプライドをかけた大勝負に出る山田だったが……。 ────────────────── └→シリーズ完結作品【有害。（18禁注意）】 htt…

リシャール・ジュルマン監督の二本目の作品にして遺作『レーヴ（En Rêve）』を再考することによって、この論考そのものによってフィクションが現実をねじ曲げることが可能なのかを模索…

「声」を聴くと、ある一人称である人物が記した文章は過去と時間の経過によって次々と未来へと変換されていく。過去には戻れない。しかし、海馬には濃厚に貴方の声を覚えているのは何故なのか？

日記とかで告知していた小説とは別に一夜で書けた言葉の話です。

生きること、表現することが苦難な「コロナの時代」。 偉大なイギリス詩人の「ポスト・ペスト」の詩から「今」を考察する、人間、宗教、自然、そして表現との関係性。 ジョン・ダンが遺し、…

「分裂症患者は資本主義の極限に身を置いているのである。かれは、資本主義に内属するその発育の衝動であり、その剰余生産物であり、そのプロレタリアであり、それを殺戮する天使である。かれ…

ディストピア小説の代表作、の今さらな書評です。

天才の名作が何故生まれるのかに述べた評論文です。 一意見として見てください。