「戦後昭和」を含む小説

著者が送る戦争小説。 東京大空襲で家族を失った一人の女性を主人公に、どのように八十年を希望を持って生きようとして来たのかを記したフィクション小説。 戦後八十年。 今、日本人…

戦後の焼け跡。青年・新吉は、貧しい村を救うため、金塊を祀る“おおこがね様”信仰を受け継ぐ。 信仰の皮を被った教団は膨張し、やがて教祖の妻・弥生は“金胎”を宿す神の依り代となる。…

『戦後八十年　十景抄』は、敗戦の焼け跡から令和の今日まで、日本が歩んできた八十年を十の短歌に刻んだ時代抄録です。 本作『戦後八十年 十景抄』は、昭和・平成・令和という三つの元号…

昭和二十五年、梅雨の終わり。 東京の片隅、闇市の名残にある小さな飯場に、ひとりの男が現れる。 「観るのが仕事」と語るその男は、人の壊れる瞬間にしか興味を持たない、歪んだ観客だった…

事件シリーズ、フィクションです。気の弱い方は最終話をお避け下さい。 昭和なら緒形拳と新進気鋭の女優陣で松竹映画で映画化されても可笑しくない事件ではないだろうか。「わしの腰から下は…

「ふっ、謎はすべて解けたようだ」 彼が前髪を繊細な指先で払う時、この言葉に全ての犯人が肩を落とす。 探偵、稲葉龍之介の活躍を描いた本格推理短編小説。 第二次世界大戦終了後、稲…

12/1の文学フリマ東京で販売します。 以前、別サイトで公開していた中編を大幅加筆修正しました。 『引縁』 文庫138ページ（中編1本 / 書き下ろし短編1本） ■文学フリマ…

放浪記（戦後～昭和20～昭和24～現在）

（いちれんたくしょう～れんげのしたでむすばれて～） 2025/07/10　第32回電撃大賞　1次選考通過しました。お読みいただいた皆様ありがとうございました。 2025/08/0…

樺太に生まれ、樺太に育ち、そして樺太に骨を埋めるつもりでいた私にとって“樺太”という言葉は異様な程の懐かしさをもって響いてくる。 四十五万島民が堂々として開拓に努め、その一木一…

終戦後の昭和２５年。 二江佳子（ふたえよしこ）は故郷の寒村から、東京のとある町外れの屋敷に使用人として、勤めることになった。 だが、使用人は佳子１人。 屋敷の女主人の子供である朝…

　進駐軍占領下の昭和二十二年。東京の下町に住む二十一歳の女性、横澤かつらは貧しいながらも弟の康史郎と助け合って暮らしていた。かつらは闇市の食堂で、酔いつぶれていた帰還兵の青年、京…

この物語の主人公寺山和樹は、戦後の混乱が収まった頃、農業高校を卒業し、札幌にある国の農業試験研究機関に研究者として採用され、酪農家や畜産農家が必要とする牧野（牧草地）を造るための…

昭和の終わりの一コマ。 ＊monogatary.comのお題「昭和感」からの創作です。 ＊他サイトとの重複投稿です。

おそらくは、昭和20年代前半、東北は仙台近郊の寒村にて。 復員兵の「俺」は、満州から故郷に帰還した。 菊の花を手向けに向かったのは、妻である薫の墓だった。 しかし、そこには先客が…

戦後間もない頃の日本を舞台に、怪事件に挑む退魔師の活躍を描いた和風ファンタジー作品です。 【はじめにお読みください】 ・本作は声劇用のシナリオです。 ・キャラクターの性別は定め…

戦地で散ったあなたへの思いは消えることはなかった……。 カクヨムWeb小説短編賞2022恋愛・ラブコメ部門で中間選考を通過しました。 https://kakuyomu.jp/c…

長編『一蓮托生』(いちれんたくしょう) https://kakuyomu.jp/works/16816700427499187961 の宣伝を兼ねて作成したプロローグです。これを…

※一部過激な性的描写があります。読む際はご留意ください。 自作「太陽と向日葵」の番外編。 昭和35年の東京の下町。男色が集まる店で働く浦井直純ことジュートは、新人のタイチという…