「大人の童話」を含む小説

これは一年中雪が降り積もる冬の国のお話。 その国のうんと北にある小さな森は『魔女の森』。 そこにある小屋に住んでいるのは世にも恐ろしい魔女とその相棒。 齢百を優に越えたその魔女は…

一寸法師は生まれ故郷を出て都へ行くが、そこで目にしたのはまさかの光景だった・・・。

足の速さを鼻にかけた生意気なうさぎに、のろまな亀がかけっこで挑む。勝負の行方は？

開けてはいけない玉手箱をあげたのはなぜか？助けた亀に連れられて竜宮城へ行くはずが、突然現れた鬼に「代わりに俺を連れて行け」と脅されて・・・。新説浦島太郎ここにあります。

赤鬼と青鬼の兄弟は病気の母鬼を看病していた。ある日母鬼が餅を食べたいと言い出し、赤鬼が村へ貰いに行くが・・・。母を思う鬼の兄弟と鬼を恐れる村人、結末はいかに。

亡き妻の誕生日に公園で会ったギター弾きを家へ招き入れた老人。 二人の小さな小さな物語が始まります。

大人のための童話です。 少し残酷な描写がありますので、苦手な方はご注意下さい。

良い香りがする小さな玉とそれをくれた彼。 短い出会いは何を生んだのでしょう。

ママと来たレストランで眠ってしまったロコラ。 短い夢の始まりです。

推奨年齢：１５歳以上

　あなたが両親のもとに生まれてきたのは、風が吹いたり、雨が降るのとおんなじです。そんなことはあなたの人生にたいした影響は与えません。あなたはあなたです。

　おせんべい屋のおばあさんは太郎を見て言いました。 「キツネというのはいつでも人間に化けているものですからね。ニセモノのお金を持って！」 　

　人々の恐怖を取り去るために現れるムナイ。その実体は・・・

　嵐にのまれた三人の幼い兄弟。村は水底に沈んでしまい、お堂だけがぽっかりと孤島のように浮かんでいました。 　お母様の無事を祈りながら、子供たちは不思議な時間を過ごしますーー。

　跡継ぎのいない養豚場の主人。ある日、豚の中からいちばん賢い一頭を選び、自分の息子として育てることにーー。

　媚薬で染め上げたリボンでドラゴンを眠らせ、瓶詰めにして町に売りに行く主人と娘。 　ところが、リボンがほどけて風に飛び、一匹のドラゴンが目を覚まし・・・

毎日2時間も歩いてバス代をうかし、こっそりおこづかいを貯めていたネリアが、欲しかったもの。それは・・・

　孤独を愛する"僕"に、「セキニンあるコウフクを学ぶために叔父さんは犬を飼うべきだ」とせまる甥っ子。 　子守りを終えて自分のアパートへ戻ると、そこに一匹の犬がいた・・・。

　みっちゃんのポケットにいつも泥だんごを入れる、いじわるなお兄ちゃん。 　真夜中に、みっちゃんが思いついた仕返しは・・・。

　村のはずれの水車小屋に、真っ赤な目をしたおばあさんが越してきました。すると村では嫌な出来事がたびたび起こるようになり、村人は一致団結して化け物退治に乗り出しますが・・・。