「合わせ鏡」を含む小説

足の不自由な少女・来栖綾は祖父の死をきっかけに隠遁生活を送っていた。 ある日、綾のもとに一通の封筒が届く。 中に入っていたのは祖父が所有していた曰くつきの館『猪碌館』を賭けたゲー…

世の中には対になるものがたくさんある。特に人間の中にもたくさんある。その対になるものが、微妙に結びついているのではないか？　ということを考えるのが、今回のお話である。物語というよ…

思念を使って人の未来に干渉してしまった少年が、成長とともにまた別の特殊な感覚能力が具わってしまう。過去の親友との死別を気に病み、自分の無力さを嘆きつつ、どうにか自分に折り合いをつ…

鏡の中の私が夢なのか…それとも…鏡に映る私が夢なのか…それは…胡蝶の夢… 合わせ鏡から繋がる異世界。 鏡の中の世界から書き換えられる過去。 夜の蝶は、鏡の中の世界を舞う。 表…

酔っ払った40歳過ぎの女性が帰り道に不思議な婆さんにあった。その婆さんにもらった指輪をつけて鏡を触ると面白いことが起こるという。 胡散臭く思いながらも、数日後その指輪をつけて職場…

泉美澪（いずみみれい）は、真面目で優しく少し流されやすい高校２年生の女子高生。 ある日、夕方の図書室で、ボロボロの本を拾った。本の中身は記号のような文字で書かれていて、読めるはず…

物語の最初から、まるでわらしべ長者現象のように、発想が広がっていく。その広がりであったり、転送をいくら繰り返そうとも、最後には、元に戻ってくるということで、結局は、元々ラストシー…

ふと、私の脳裏によぎる話。

朝倉青年は、子供の頃から、ＳＦ的な発想を抱くのが好きで、それと歴史的な事実と真実を結び付けるのが好きだった。そんな彼が小説を書くうえで、「多重な夢」や「合わせ鏡の夢」などというも…

Ｗ大学の黒川博士は、サイコキネシスというべき念力の研究をしていた。そして、Ｋ大学の山南博士は、躁鬱症を利用して、ポルターガイストの研究をしていた。それぞれに、研究をしているのだが…

「4時44分44秒に家庭科準備室の姿見で合わせ鏡をすると……」 という、どこにでもあるような七不思議を実践したマリーは、 友人を鏡に吸い込まれてしまい、鏡にトラウマを抱え続けるこ…

『【短歌集】ゆうしゃのぼうけん』より抜粋。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054881621969 全て甲田学人作品。 01『Missing…

「合わせ鏡」などのアイテムから、都市伝説的な話になり、その後、謎解きのゲームとして、「ウミガメのスープ」という帰納法的な命題から、事件を紹介する形になった川崎だったが、その中で、…

時代小説を書こうとしている佐藤は、信長暗殺を考えたり、信玄公がタイムスリップした現代人だったりというマンガを読み込んだりして、その二つの関与性について考えるようになる。タイムパラ…

設定ガバガバなので雰囲気で読んでください。 現代ファンタジーっぽいSFのつもりです。

御堂麗は、サンドイッチ店を営む藤堂透から試食をお願いされる。おいしさに虜になる麗だったが、透の店は不良達に休業に追い込まれる。麗はクズの始末に動き出す……。 【妖神（マガカミ）…

土手のあまり人が来ないところに、一組のアベックが、淫蕩な目的を持って車で入ってくる。そこで、一つの死体を見つけた。刑事が来て、事情を聴いているが、その刑事の挙動がおかしい。しかも…

受験も終え、卒業まじかの授業中、いつものように、外のヒマラヤスギを眺めていた。 ストーブの熱で火照り、ぼぉーとした頭に直接はなしかけてきたのは木々たちだった。 のかな？

一人の男が、自称：大失恋をした。知り合いの紹介で付き合うようになった彼女。昔好きだった女の子がいて、その子がまるで自分を試すような態度を取ったことなど、いろいろな思いでここまで生…

夜中の2時に、学校の鏡で合わせ鏡を作ると悪魔が現れて、悪魔の姿を見た者は死んでしまうという。 そんな怪談話を聞いた、動画配信者の賢人。 彼はそんな話を信じていなかったけど、動画…