「古書店」を含む小説

　桃矢水晶（とうや みずき）は、祖父の影響で古文書を読むことが趣味。大学では歴史学を専攻し、将来のために学芸員資格を取れる講義も受講していた。 　ある夜、雷雨の中帰宅していた水晶…

生者と死者の世界の境にある比良坂市。そこで貸本屋を営む一乗さんの店では、今日も不可思議な書物を巡って事件が巻き起こるーー

当市は人口3万人前後、周囲を山に囲まれた盆地に立地しています。近世農山村を前身にする町村が漸次合併して誕生した街であるようです。 小学校が7つ、中学校が3つ、普通高校が1つと農業…

　ある日、獅子堂ハジメは何の前触れもなく別世界へと足を踏み入れる。 　ただ見た目は自分が住んでいた街並みとほぼ同じだった。自分以外の人間が見当たらないことと、まるで誰も住まなく…

ホラー・ショート・ストーリーズのスピンオフ作品です。 お盆にちなんで書きました。怖くありません。

　学校に行く気になれない小学生の彼女の目の前に、赤いアロハシャツの男の人が落ちてきた。 　その出会いは運命か偶然か？ 　それぞれちょっと事情を抱えるちょっと不器用な人々の、少し不…

　遠い北の国から、夏休みに一人暮らしの兄を訪ねて日本にやってきた双子の兄妹。淡い金髪に菫色の瞳の二人の眼には、普通の人には視えない「何か」が映るようで——？ 　気温も湿度も風習…

古書店「猫ノ目書房」に毎日入りびたる優史は、少しずつ人ならざる者たちと交流していた。 彼が「すこしふしぎ」な真っ黒い生き物と過ごす、ゆるめの人生の夏休みのお話。 Twitter…

それは甘酸っぱくて、ちょっぴり苦い。 水口れもん　看護師の母親と二人暮らしの孤独な文学少女。 藤野サガ　黒髪、白い肌、赤い唇を持つ美青年。 二人は秋に出会い、安アパートの隣室で交…

中学生の姉妹、千恵美と亜由未は母親からパート先に現れる不思議なお客さんの話を聞く。翌日、そのお客さんらしき女性を見かけた二人はさらなる小さな謎を目撃する。

アンドレア・ロマーノ。古書店店主。 「頼まれていたブルゴーニュが入ったぞ」 掃除の依頼は、この合言葉と共に。 Spoonで朗読仲間のために書き下ろしたバイオレンス・アクションも…

小学五年生のヒカルは、ちょっと怖いトラブルに巻き込まれがち。　　 幽霊や神さま、目には見えないあやかしに、油断していると手を引かれそうになる。　　 いつも助けてくれるのは、セー…

　地元の今治に帰ってきた、須磨 拓斗は、今までの多忙の日々から一転して、退屈な日々に満足していた。 　そんなある日、かつての高校時代の後輩、竹河 瑞穂や古書店を営みながら作家を志…

　二〇一五年二月、パリを訪れた大学講師の有栖川哲人は、セーヌ河沿いの古書店で、紀元前一世紀にアレクサンドリア図書館から持ち出された巻子本を、古本屋の老店主から購入する。 　哲人は…

【感謝】2022年3月25日公開 「カクヨム金のたまご」に取り上げられました。 ラノベ好きの52歳オヤジが、ライトノベルの古本を求めて、古書店を巡るエッセイです。 古書店の棚…

美しすぎる書店員がいると噂の、古びた古書店がある。しかし何故だか誰も、そのお店にたどり着けない。そんな古書店の店先に、ひとりの男が立っていた。 自主企画 こんなタイトルでどうで…

平凡を絵に描いたような銀行員桐谷真子は、ある日古書店で一冊の本を手にする。そのページに触れた瞬間から、彼女の人生は大きく変わっていった……

古書店で働く僕は、客の持ち込んだ段ボールの中に、本に紛れた日記を見つけた。その内容は愛憎渦巻く感情が綴られていた……。 ジャンルはとりあえずミステリーにしましたが、要素はかなり…

夜だけ営業されている不思議な骨董屋。この店の主人をいつも見守ってくれているのは・・・。

古書店を祖父から引き継いだ主人公。閑古鳥が鳴くような流行らない店。一人悩んでいるとき、不思議な骨董屋さんから、猫の手を借りました。すると・・・。