「占術師」を含む小説

菫　春天(とう　しゅんてん)は、十七歳の誕生日に「桃花源」に行くつもりにしていた。 桃花源は、天界・幽界・冥界の狭間、仙人の住まう世界。 幼い頃、すでに「龍仙珠」という、そちら…

国を長く支配する帝は老い、いまや美貌の占術師の傀儡となっている、傾きかけた島国にて―― 東の最果てを治める領主一族の少年・橘雪瀬はある春の朝、傷を負った美しい少女を拾う。彼女は帝…

「さっきまで、確かに此処に居たンです」 新橋を出発した特別急行。その車内で一人の老婦人が姿を消した。 婦人の目撃者は一人だけ。 大鳳 鏡華《おおとり きょうか》。 一緒に乗車して…

主人公の女の子、玲玲は占い師になるため、占い師育成学校に通っている中学一年生の女の子。同い年で幼馴染の台湾人の紫釉くんとは両想い中です。まだ、見習い中だから、ときどき無料で占って…

菫は、小さな頃からいじめられていた。 その菫が、いつも読み漁っていたのは、『魔術書』だった。 いつか、魔法使いになって、いじめて来た奴らに復讐するのだ、と意気込み、死のうどころか…

　このジェライシスという星は、神々と悪魔たちが創り上げた世界です。 　けれど昔、破壊神・デトルイータによって終わりを迎えようとしていました。 　その時、神と悪魔からそれぞれ力を…

占術に支配された国で、ローザが恋する相手であり幼馴染でもあるガーネットは、学生ながら凄腕の占術師として名を馳せている。あるとき、占術の結果によって、ローザは優秀なガーネットの子供…

占術師を目指して勉強中の翠鈴は、皇太子が熱望する初恋相手の“身代わり”を務めることに。嘘がバレたら一家全員死刑！　ところが対面した皇太子は以前出会った青年・明星で、すぐバレた!!…

「召喚門に異常が発生したというのは、もしかして魔王軍の手に落ちた可能性があるのではないでしょうか」と占い師が続けた。国王は深くうなずいた。その瞬間、オークたちが突撃してきた。家臣…

「女神は他を愛へ導く象徴である。決して女神自身がを他を愛す事は許されない」　　 禁を犯した女神は呪術を掛けられて赤子になり、地上へ追放される。　 伯爵に拾われた赤子はマルゼラと名…

占術師、それは未来を読み、求める未来へと導く存在。 かつて天才と呼ばれた占術師を師に持つミコは、その性格ゆえ占術師には向いていない。 それでもミコを一人前の占術師としたい師の元に…

沖縄の占いとパワーストンの店ミラクルスポットのインターネット店に勤務しながら、東京と沖縄を行き来する生活をしている橋本アキラ。スマホさえあれば全国どこでも仕事できるノマドライフは…

生活力皆無の隠居占術師ジークムントのもとへ、突然弟子入りに来た少年ドゥイリオ。彼は十年前の内紛による孤児だった。 内紛の泥沼化に関与した過去を持つジークムントは、責任感と罪悪感か…

占術師が人生を邪魔する憑き物を祓い清めていく… 憑き物が悪？… いやそうとも言い切れない… 憑くには理由がある… 人の悩み苦しみだけではなく… 怨みも癒す物語… 哀し…

翼ある日輪の帝国　司書の物語　https://kakuyomu.jp/works/1177354054888486345　と同一世界。 紀元前7世紀、中近東で最大版図を誇った新ア…

宮内庁の占術師、駒場が訪れたのは俗世と隔絶した邸宅。そこには幽閉同然で独り住まう、異能の青年がいた。駒場は青年に先見ーー未来予知を頼もうとするがにべもなく断られる。 食い下がり説…

代々王家に仕える璃家の占術師は女が跡を継ぐ。嫡男である蒼鷹（そうよう）は、男であるが故に占術師にはなれなかった。跡を継ぐ女が不在であるが故に、従姉である慶花（けいか）が跡継ぎとし…

天空の大地、リベルラーシ。 王子ボリスは人間の姫エルダを見初め、彼女の呪いを解こうとする。 しかし、それを阻止せんとするエルダの父が動き出す。 王子はエルダを救えるのか？ エ…

天空にいちばん近い山、イーヴァ。その頂には、公国を治める大公の城が建つ。 ある夜、その城からドラゴンに乗った少女が飛び立った。 彼女はその身に呪いを背負い、忌まわしき策謀から逃れ…

オボロは古今東西あらゆる占術を駆使し、百発百中の鑑定を行う。 産土神であるサクラを救ったところから、運命の歯車が回りだした。 地獄の十王、エンマが現れて脱走した亡者捕獲の手伝いを…