「アジアファンタジー」を含む小説

迦陵頻伽（かりょうびんが）。極楽浄土に住まうと伝えられる、妙なる声を持つ半人半鳥の存在……。 時は九世紀半ば。かつて遣唐使だった身の丈七尺半（約225cm）の大男・橿原良嗣（か…

カドカワ10周年記念長編コンテスト中間選考作品 人と亜人と呼ばれる魔族が共存して暮らす、古代の中華人民共和国のような世界へと異世界転生を果たした主人公ミチなのだが。 彼は昭和2…

　大反乱により王位を追われたアニロンの若き君主センゲ、将軍ンガワン、そしてツェタルにセルラーパの三人と一頭は、中つ国の南へ落ち延びた。 　南域領主ヨグの妻ゼーデーマに助けられ…

この地球を創生した神の一人である竜神様が若くして病死をしてから数千万の時が経ち。その間に竜神様の御妃様達は悲しみに耽る日々が続く。 そんな様子を見て憂いだ竜神様の娘で次女の姫巫女…

　主人公大島新作は通常業務が終わり。いつもと違う道を自転車で帰宅の途へとつけば。何故か自転車を走らせている彼の耳へと一瞬だが「助けて！」と人の声が！　それも少女が助けを呼ぶ声が聞…

天竺・須弥山を拠点として君臨する神仏の宗門は、外界の神々からの勢力におされ、その栄華を蝕まれつつあった。この負の状況を打開すべく、とある任務を託された毘沙門天が、救世の旅路につき…

十歳を迎えた年、初めて外の世界を見た。 織り物商人として山を降りたラケは、商都の豊かさと賑わいにたちまち飲み込まれる。何もかもが目新しく、これまでの暮らしとは天と地ほどの差があっ…

優れた剣術と馬術を伝統に持つ少数民族のラガシュマ族。彼らは突然現れた「軍隊」に部族ごと滅ぼされる。その唯一の生き残りである十四歳の美しい少女ルノルノは放浪の末、アルファーン帝国の…

少女を神として祀り、蛇神の災いと共存してきた山岳集落イェンダ。16歳の少年ラケは、現人神ディヤの足代わり《神の御脚》として仕えていた。 長きに渡り平和だった集落は、祭りのさなか黒…

バングラデシュ、「僕」は「アジャーラ」という若く可憐な女性によって一枚の布として誕生した。 発展国に大量生産されるためのスカーフとして縫われた「僕」だったが、アジャーラは初めて縫…

夢の中で見た映画のようなファンタジーを、何とか小説で再現できないかなと、筆を執りました。自分でも何故この話が生まれたのかわからないので、不思議な感覚です。

「旅草」とは、旅する人を草に喩えた言葉である。 危険に臆せず、自分を信じて未知なる世界に足を踏み入れる勇者のことを指す。 　長い髪をなびかせ、女性的な身形を好んで着る一風変わった…

　中つ国の東・ドーレン帝国でのんびり暮らすメイファの人生は一変した。和睦のため敵国・アニロンへ嫁入りすることになったのだ。相手は……まさかの、おじいさん！？ 　言葉や文化、…

企画参加用に書きました🐍 【赤い縞瑪瑙のツェタル】という自作品の小話です。本編未読でも読めます。 時系列としては本編より少し前です。 【地母神の贄姫/りんも の にえひ…

西洋風でない異世界ファンタジーです。転生・転移なし。

　広大な北の大地ヒュンノールを治める大君主の〝足置き〟として仕える奴隷オルヌドはある日、主を目の前で討ち取られる。攻め入ったのは湖の谷アニロンの軍だった。 　憎しみを募らせ…

渡印僧、王卿は森の中でアムリタという名の女と出会う。アムリタの美しさに惹かれていく王卿。そんなアムリタの期待に応える為に王卿は關刀を取り立ち上がる。 古代インド風世界観で繰り広…

第一章はドラマ『陳情令』を語ります。 第二章はメインテーマでもあるjx3BLへの誘い。 第三章もきっとjx3BLの話題でしょう！ 第四章まで行けたら、中国の古風的音楽の事を語るか…

序章は読んでも読まなくてもどっちでも良いです。 大草原で暮らす青年、トゥバンは、突然の使者、ワンロンに自分が皇帝の遺児であることを知らされる。彼はワンロンと、同い年の優男ガンザ…

ユダヤ系ドイツ人のリヒャルトに妖獣使いの術を伝授された 橘和公爵令嬢の鞠江（まりえ）。 彼女のは妖獣黒龍と共に闘う。 それは魔界の邪悪な意思に操られたナチスドイツと日本帝国から …