「アイスクリーム」を含む小説

姉は私のことをいつまでも幼いと思っていて、アイスクリームを与えれば機嫌がよくなると勘違いしていた節がある。 姪と一緒に夏祭りに行くことになった私は、姉との思い出を回想する。祭りの…

綿津見( https://twitter.com/unclear_09 )さん主催『#WEB夏企画 あの夏を幻視する』という企画( http://un09.net/s2/inde…

なんでもかんでもマチの声が聞こえてしまう世界。 そんな世界に対して、マチの声は……。 【よく知りませんけど、とりあえず死ねって感じです】 ↓前回の投稿↓ 『いそのぉ～～………

アイ　スクリームっていうやつです。

曖昧な季節に身を浸す僕と、地中で眠る君のお話。

宝くじを当選させたい妻は必死に不幸を我慢する。 襲いかかる不幸に耐えて、耐えて、耐えた結果……。 きっと、想像も絶する幸福が待っているはず！！ ↓前回の投稿↓ 『Q．この小…

世の中の比率は明確で、明らかに悲しみの方が多く、幸せはそれに比べれば遥かに少ない。 だからといって幸せが手に入らないわけじゃなく。悲しみが無数にあるならば、幸せはそこそこあるのだ…

夏休みまっただなかのある日。優良乃（ゆらの）は、友人の昼子（ひるこ）のために、アイスクリーム屋さんへ買い出しに行っていた。ある事情から大好物なのになかなか食べることができない昼子…

僕の通うJ高校にはとある噂がある。なんでも、北校舎二階の西階段でアイスクリームを女子からかけられた男子は、その女子と恋仲に落ちるらしいと。 普通に考えてみてほしい。校則で食べ歩き…

カップ麺の焼きそば3個、レンジで温めるご飯3個、ファミリーパックのアイスクリーム3箱、プロセスチーズ5パック、いわしせんべい1袋。 手元にあるこれらの食料のすべてがなくなったら死…

僕の住んでいるところには何だってある。 野原一面に咲く花だって、いつでも食べ放題のアイスクリームの木だって、道具も本も何でも揃っている。 とても暖かいこの場所だけど、ひとつ、こ…

友達の結婚式に出席した。 とても綺麗で見惚れてしまうほど。 私もいつか素敵な人と結婚するのかな。 なんて想いを馳せて勝手に顔がにやけてしまうけれど、それは一瞬だ。 だって。 …

「私の歌を、愛してください」 バンドという音楽形態は、かつての輝きを失いつつあった。 そんな時代に、うだつの上がらない大学生バンドマンの朔は、特別な歌声を持つ少女、玲と出会う。…

　仕事をひとつ終わらせた、その帰り道。小さな村に立ち寄った魔法士ラドミラは、偶然、知り合いの魔法士ペトラと出会う。 　村人たちから「冬眠するはずなのに冬眠せずに村を荒らしている」…

【解説】 「アイスクリーム」「金木犀」「プレゼント」というお題を友人から貰って書いた全く別の短編が元になっています。 各お題に対して一つずつエピソードを追加し、更に春のエピソード…

　初恋はいつですか、って聞かれたら。 　そもそも初恋、ってのをどうやって定義するかによって変わってくるだろうけど。 　とりあえず今は、相手を好きになる、ってことを自覚して、それで…

少年が手に入れたのは、ゼロから世界を創ることの出来る不思議な魔導書だった。 辛い現実に悩みを抱えた友人たちと共に、主人公アスカは現実と異世界を行き来しながら自分たち好みの新世界…

迷宮の上級探索者であるカナンはある噂を追いかけていた。彼女の夢を実現するにはその噂の助けが必要なのだ。やっと掴んだ情報に従って地下迷宮にやって来た彼女の耳に、女の溜息混じりの声が…

ーー ただいま、カクヨムコンテスト向けに長編ホラーを連載中です。 こちらもよろしくです。↓↓ ４０４　ーお探しのページが見つかりませんー https://kakuyomu.jp…

【ショートショート】俺はついに、この世界を支配しせし者——魔王を討伐した。思えば転生から十余年。少年だった俺も勇者という名が良く似合う、無精髭の生えたおっさんとなっていた。 ——…