「なんてことのない日常」を含む小説

「徒然なるままに　日暮らし・・・」 吉田　兼好のようにはいきませんが、日常の中でふっと思ったことを書いてみます。

今年で四十一歳になる越谷悠と綾部翔平は、大学卒業をきっかけにお付き合いを始めた。 二十二歳からの付き合いはもう十九年目に突入するが、二人は陽だまりのように穏やかな日々を過ごしてい…

サボり癖のある先生・峯岸紗夜と、同じようにサボり癖のある生徒・榊真希は穏やかでなんてことのない日常を過ごす仲である。傘を忘れた真希を送ったり、ちょっとしたきっかけで夏祭りを共に過…

高校入学の日。僕は、奇妙ともいえる二人の女子生徒と遭遇した。そのうちの一人は、ホームルームが始まる直前に教室から飛び出し、面識がないであろう僕に気軽な挨拶をして、どこかへと去って…

非凡な才女・雪代野乃と、超能力者・君口快太の、なんてことはない日常の一部を綴った、オムニバスＳＦ短編集。 話ごとに時系列が飛び飛びになりますので、ご注意ください。 全八話です。

見た目の他に取り柄のない高校生、津島与一の日常はある日を境に侵食されていく。自分だけが視える黒い『ナニカ』、謎の少女、不思議な後輩、腐れ縁、失った情熱、埋まらない欠落感。――変わ…

「もう一人の私がいるような気がする。夢で見たの！　その子は銃を持っているの……！」――そんなことを話す引きこもりの私。夢の中の「もう一人の私」は確かに日本で生活している。でも、そ…

インディアンポーカーが大好きだった母は、ギャンブル依存症の大学生と不倫をして家を出ていった。でもそれは大したことじゃないので、女装癖がある父と二人っきりになった私は、今日も穏やか…

起承転結で終わらせるよ。 特に特筆するところがない人間の独り言とそれにこたえる人たちの会話録だけどご了承ください。 ではでは、、

今年から高校生になる15歳の日向綴は、昔から文章を書くのが好きだった。そんなどこにでもいそうな一人の少女が、とある問題と向き合いながら高校という舞台を通して少し成長するまでの物語…

題名が付くほどのことはない、日常を淡々と描いた会話劇小説第5弾。 Always is "untitled day".

自殺を犯した者、地獄行き。けれどその地獄とやらは案外血塗れではないし鬼も閻魔も居なかった。夢見心地で地続きで、特に焦点を当ててみるとここには杏太(あんた)と花花子(かかこ)という…

編集担当と挿絵、表紙絵担当の凸凹コンビ。そぐわないチグハグな日常を過ごしながらもお互いを必要としている。その二人が船旅に出る事になる。揺れる船上であらゆるイベントに参加して旅を満…

私は別に何のことはない日常を過ごしていただけだったのだ。 むしろ私は被害者かもしれない。 彼がいなかったらこうなることはなかった、それには一切の間違いはない。 しかし私がいなけれ…

人生の中の学生という時間。いつもと変わらない何でもない日常でも、思い返せば懐かしい思い出になるかもしれない。

会社の帰りに電車でうたた寝をしていた主人公が目を覚ますと見知らぬ世界に着いていた。 幸い現地でも元居た仕事と似たような仕事にありつけた主人公は、異世界を気ままに過ごしながら異世…

これは僕と姉のお話。 ネコの姉は僕の本当の姉なのか。 なんてことのない日常に、ある時突然学校からの課題が出て… 僕たち兄弟だよね…？

どこか冷めている大学生本間くんと、付きまとってくる一つ上の先輩大塚さん、大学で再開した同い年の佐藤さんという三者が織り成す日常のお話。

　今日はツイてない。 　野球部のファールボールが脳天を直撃。倒れた先は冬のドブ川。 　ボロボロになって帰ると母親からは「高校生にもなって制服を汚すな！」と怒られる。 　汚れを落と…

　なんてことのない日常の中で、何をするでもなく高校二年生を終えようとしていた玲は昨晩も学校の勉強などもそこそこに、愛してやまないゲーム『The Last of Us』をプレイして…