「お笑い・ギャグ」を含む小説

僕は、昆虫というやつが大の苦手だ。六本の手足がばたついているのを見るとぞっとする。子供の頃、草の葉っぱだと思い手に取ってみると虫だとわかったときには絶叫した。それはカマキリだった…

ある日、中学三年生のタツトがトイレに入っていると、カウントダウンが始まった。 トイレは時空を超えた。

　眼鏡の歴史は古い。 　その起源は紀元前三世紀、太陽光を集めて火を起こすための集光具だったと言われている。水槽やレンズに拡大機能があることもやはり古来より知られており、かのロー…

※こちらは『カクヨム誕生祭2024 黒歴史放出祭』用に書き下ろした大人気連載中の『天使ちゃんニュース』のスピンオフです。 二人の会話内容に関してはノンフィクの黒歴史なのでエッセ…

「すきにして２」あらすじ 阿部課長が消えた。 女装に目覚めた課長が姿をくらましたのだ。 山中雅は、栗田部長にどう報告しようか考える。 課長がゲイでマゾで女装をしてみたら、本来の…

駅前の謎オブジェに佇む男に声をかけると、広い背中が振り返った。前回竹田と会ったのは忘年会だから、もう半年にもなるか。

【KAC20246参加作品】「悲しい俳句」をコントにしてみました。

　私はシートを右手でしっかりと掴み、怯える娘に笑って応えた。 「大丈夫、しっかり握ってるから」

「ね、嘘じゃなかったでしょ？　もちろん、今回だって本当の話さ。辞書で調べたっていい」

精霊暦773年、盟主アヴァロン王国の将バルバロッサの突然の反乱により、セレスティア大陸は、そして世界は戦乱の炎に焼き尽くされんとしていた――

ディティールを誇張して話を盛り上げるなんて、よくあることじゃないか。

　俺には三分以内にやらなければならないことがあった。 　決して避けて通ることのできない、負けられない戦い。 　明日を勝ち取るための、死力を尽くした生存競争。 　己の全てを…

アラサー貧乏芸人の主人公は続ける意味があるのかわからないお笑い業とアルバイトを並行して日々生きていた。そんな彼の 唯一の安らぎの時間、お風呂タイムの時に 勇者召喚が。素っ裸主人公…

本編で書ききれなかったエピソードをスピンオフで書いてみました。 魔女の弟子なのに攻撃魔法がからっきしのネロが、補助魔法と弓の名手として開眼したのはつい最近。まだまだ自信のないネロ…

人気イケメン芸人の樺沢くんを誘惑したくてハニートラップを仕掛けました。 けどハニートラップの意味が分からないので、思いつく限りの「ハニー」で攻めてみたら、たくさんツッコミを喰らっ…

本は異世界への扉である。 貴族、ストランドフェル家の長女エルフォールが手に取った異世界への扉は あまりにも滑稽で、奥深いものでした。 これは、そんな世界に触れてしまった一人の少女…

今回は、どうやら安井から提案があり、それを元に漫才をするようだ。

漫才らしい。 どうもー、【臼井（うすい）けど安井（やすい）らしい】です。よろしくお願いしますー。 いやー僕臼井いいますけど、今世界遺産にハマってるんですよ。色んな世界遺産の写…

yohー！司会がマイクで呼びかけると、観客が答えるように歓声で返す。DJの慣れたスクラッチが3回音を鳴らすと、それは音というより、ビリビリと振動として会場に響いた。 観客はオー…

昔話の作者が現代の出版社に作品を持ち込んだら、編集者がこんなことを言ってきた。