これ、漫才らしい(part2)
@rikimaru10
第1話
漫才らしい(part 2)
はいどうもー!!【臼井のに 安井らしいです!】
安井 いやー、彼女欲しいなぁって最近おもうんですよ。
臼井 おぅ、いきなり ありきたりなネタ。
安井 手っ取り早く 彼女作りたいからナンパしたいねんけど。どう?
臼井 お前、言動気をつけろって!
安井 でもオレそんなんしたことないし、怖いやん?
臼井 いや ナンパはな。余程のことないと向こうも誰かと待ち合わせやったり、行くところあったりで、声かけても断られるもんやて!
安井 とりあえずナンパの練習やな!
臼井 話聞けぇ。
安井 そしたらお前ナンパして来て、オレ女の子やるから。
臼井 なんでオレに練習さすねん!お前のナンパやろ!
安井 オレ、アイアム・アブノーマルのキャラで通したいから今回はコレで!
臼井 その変なとこ変えたら彼女できるて!
安井 いいから 頼むわ。
安井 なんかー、あの人カッコいい!ナンパされたいー。
臼井 すみません、今暇してたりしますか?
安井 お願いしまーす。
臼井 ナンパ待ちやめろ!
お前女性ナメ過ぎや!そんな現場になる事はまずないねん。友達100人できるかなー?とかいうのと一緒やねん!
安井 ほなもう一回頼むわ。
臼井 無視すな!今のはオレが悪いと分かったうえで無視すな!
臼井 すみません、今お暇ですか?
安井 それ……さっきも言われたの。
臼井 あ、そうなんですか。断られたってことは……誰かと待ち合わせされてたりするんですか?
安井 しつこい男は嫌いよ。でも、もし……
ゴゴゴッ!来るわ。ゴゴゴゴゴー!
臼井 え?!なんやこの地響きは?!
安井 バカっ。あれを見なさい。
臼井 えー!周りの人達が上空のデカい何かに吸い込まれていく!
安井 来たわね。世界を終わりに導く、デスホール。ねぇあなた。さっき私を誘ったこと、覚えてる?
あなたがもし アイツを倒す決意があるなら、
私もついていくけど?
どう、怖気付いたかしら?
臼井 え、あの、、、
いや特殊過ぎんねん!!
何さすねんホンマ!!ナンパの練習やろ?!
臼井 次は、お前が男役やれ! 声かけてこい!
安井 しゃーないなぁ!そんなにやりたいならやる!
臼井 首蹴ったろか!!
安井 あの、ちょっといいですか?
臼井 あ、はいー?
安井 素敵なお洋服ですね。
臼井 あ、ありがとうございます。
安井 この編み方かなり珍しいんですよねー?
臼井 え、そうなんですか?
安井 いくらしました?
臼井 三万……と少し……。
安井 ですよねー。
でもウチならこの編み方の商品、もっとお安くご提供できますんで、良ければご案内致しましょうか?
臼井 ……。いやナンパしてこい!!
なんでショップの店員やんねん!
そんで編み方で気を引く店員あんまおらへんからな!
臼井 ホンマそういうの直せば彼女出来るて!!
ちょっとお前耳が貸せ!
臼井 あのな、実はやねんけどな。ゴニョゴニョ。今はナンパせんでもこういうアプリがちゃんとあるねん!
安井 マジで?!
臼井 おぅ、それしろ!!一回試してみ!友達勧誘からちゃんと登録しろよ!お互いに有益な特典があるからな!
(3ヶ月後、2人に彼女はまだいない。)
ー終わりー
これ、漫才らしい(part2) @rikimaru10
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます