みにくい小鳥の婚約

声を封じられていた《歌姫》×魔祓いの神を祀る家の当主候補の、“契約”と“婚約”からはじまる和風ロマンス＆ファンタジー！

龍神を祀る「歌姫」の家に生まれながらも、魔を呼び寄せる呪われた歌声を持つ少女・ことりは、「ローレライ」と呼ばれ、幼い頃から声を封じられていた。17歳のとき、家族の手で魔の贄として売り払われるが、火鳥を祀る魔祓いの家の当主候補の少年・火守馨に救われる。
火守家は4年前、当主候補だった馨の姉が、継承の儀式で魔に転じて以来、当主不在の状態。
馨は姉を討ち、火守の当主を継承するため、魔を呼び寄せる声を持つことりに目をつけ、契約と婚約を持ちかけるが――。

これは鳥籠のなかで死を願っていた少女が、ただひとりをこいねがうようになるまでの恋物語。

※架空現代が舞台の和風ファンタジーで…続きを読む