「あやかし・和風 短編」を含む小説

養父に生贄として売られた少女。 自我に希薄な少女は目覚めた先で氷のように冷たい目をしたあやかしと出会う。 生きる力を失くした少女にあやかしは興味を持ち、強引に手を引いて少女を…

蛇神様と供物ちゃんシリーズの短編です https://kakuyomu.jp/users/violetsnake206/collections/16817330660507391…

日本を含めた世界中では、かつてあやかしと人間が敵対していた。 今となっては共存しているものの、一部の人間…特に術師の間では、あやかしは未だ憎悪の対象だ。 夢璃（ゆうり）は、術師…

妖蔓延る戦国の世、鷹山武士団の面々は妖の王を倒して天下を取るべく日々鍛錬を積み重ねていた。しかし、ある日結界内に妖の大軍が侵入する。各団員はそれぞれ出陣するが、副団長の様子がなに…

現代の日本には、人間と共存を望んだ妖怪の血を受け継ぐ『妖族』という種族がいる。 妖の血を持つ者はみな金色の目を持っており、それぞれの種族の特性を引き継いでいた。 桜庭市は、そんな…

【お陰様でPV5500突破】 《あらすじ》 平安時代初期、小野篁（おののたかむら）という男がいた。 文武両道の貴族であり、一度は遣唐副使に選ばれるなど出世街道を歩んでいたが、朝廷…

こちら「桜舞い散る春の夜」倉橋京子編になっております。 こちらを読了後、お読みいただければ幸いです。 https://kakuyomu.jp/works/168180930745…

これは、忘れられてもずっと人を見守ってきたお人好しのあやかしと死にたがりの少女の、ほんの数刻––逢魔時だけの秘密の交流を描いた物語。

ニンゲンではない彼女と青年。 永遠に似た長い時間の中で、行き先を忘れてしまったふたり。 曖昧な絆。 それでも向かいたいと望むその先の物語。

【短編】家族から絶縁され、都会でひとり生きている東条あやめ。 食っていくための仕事が見つからず、絶望感のなかで東京駅を彷徨っていると、鈴の音に導かれるように異世界「カクリヨ」にや…

落武者の青年は、二人の童を助けたことがきっかけで、山奥で暮らす心優しい山姥と出会う。辛いのを辛抱して、人を想い、行動を起こすと花を咲かせるいう幸花の存在を知った。

　中世日本ののどかな山村。村人に愛された一本の桜の木。その桜の木は、周辺を治める豪族の屋敷へ植え替えられてしまう。 　その豪族の屋敷で起きた、怪異と思しき現象。それを聞いた旅の僧…

私のもとに突然竜が嫁いできた。驚きながらも、私は竜を三年間嫁として受け入れることにした。美しい竜はその三年で嫁としての務めを果たすと言ったのだ。

KAC2024第三回お題「箱」 床に臥せる主人の下に、知らない女が訪れる話。 ほんの少しだけホラー要素があります。

桃花は夢みがちな少女だった。 ある日彼女は迷い込んだ山の中で天狗に襲われそうになる。救ったのは一人の少年だった。 家族の幼い頃の体験から着想を得て書いた微ホラー要素のあるフ…

　告白された思い出の公園で、数年も連れ添った彼氏に振られた八重。 　ベンチで泣いている八重に声をかけてきた男性は昔、この公園でよく遊んでくれていたお兄さんで。妙な安心感から気持…

紫の右目を持つ楓は、十の年に親からも村からも捨てられた。 死に場所を求め廃村に向かっている途中、墓守だと名乗る着流し姿の男に声をかけられる。 「のう、そこな娘。どこへ行くつもりじ…

【おかげさまでPV5000突破！】 平安時代初期、小野篁（おののたかむら）という男がいた。 ひどく変わり者であり、野狂（やきょう）などというあだ名で呼ばれたりしていた。 昼は朝廷…

神と人と妖怪が住まう日の国。 そんな世界の日常の一編。

昔、本姫という本好きのお姫様がいました。 そのお姫様のお墓の上に建てられた石碑に耳を当てると本を読んでいる声が聞こえると言います。 孝司達はそのお寺の近くの公園から誰もいないのに…