「『珈琲は月の下で』」を含む小説

　半年ぶりに恋人から澪の元へと届いた便りは、結婚式の招待状であった。もちろん澪とのではない。社交界の華と謳われる令嬢との結婚式だ。 　満月の明かりの下、絶望に打ちひしがれる彼女を…

香鳴裕人様の同題異話企画に、"ほぼ"毎月参加した作品です。 どうしても長くなりすぎてしまうと思ったので、追加の第１３・１４話を書いて完結しました。 ４月～１２月は、独立した話な…

同題異話SR参加作。 高校の同級生・立石に告白された女子大生・高橋は、どのように返事をするか迷っていた。 考えた末に、彼女は一つの答えを用意する。 「珈琲は月の下で」「愛と呼…

　一途に人を愛し続けることが出来ず、ワンナイトラブを繰り返す男・「俺」は、ある夜、人通りの少ない駅前で、ぼんやりと立っている女性を見つけ、ホテルに誘う。 　しかし、先に眠ってしま…

同題異話SR参加作。 片思い中の男性が、意中の人と初詣に行った先で考えたことをつらつら書いてみました。 「珈琲は月の下で」「愛と呼べない夜を越えたい」「雪待ちの人」と世界観を同じ…

鉄扉を開くと、下へ長く続くらせん階段。その先に目的地がある。 店内に並ぶのは漫画雑誌、食料品、生活用品、衣類、文房具。何も知らない人たちから見れば、ここはいたって普通の雑貨店だ…

同題異話SR参加作。 11月のある夜。大学生・高橋は夜のコンビニで、高校の同級生・立石とともに、とある男性客が残した言葉について推論していく。 全4話(「登場人物」の項を除く)…

香鳴裕人様の自主企画[第2期] 同題異話SR -Sep.- 『サヨナラ、小さな罪』、八幡西県研究室様の自主企画【お題形式企画】指定セリフを入れて に参加させていただきます。 20…

　もうひと押しすれば恋人になれそうな、だけど急ぎすぎたら壊れてしまいそうな、少々微妙な関係にある同僚女性の、コーヒーと月の思い出。 　香鳴裕人さんの自主企画 [第2期] 同題…

月と地球との間を往復する連絡船。一週間近くの長旅を支えるクルーのひとりとして船内バーで働く花岡小恋《はなおか・ここ》は、学生時代からの付き合いでひとつ年下の後輩である朝倉陽咲《あ…

どこからか、とても芳しい香りが漂ってくる。 月光が反射する濡れた石畳の道を通り、新平が辿りついた場所には。

月とコーヒー。見方もちがけりゃ飲み方も味も人それぞれ違う。 ステンレス缶、タンブラー、ペアマグカップなんてのもありますかね。 一話完結の短編集をお楽しみくださいませ。 香鳴…

600字縛り同題異話SR2、今回は5話完結!ファンタジー風味とSF風味です。月は欠ける、満ちるもの。水と星は流れるもの。

　仕事がうまく行かなくて趣味も楽しめなくなっている、社会人のすみれ。自分に自信がないすみれはある日、直上の上司から「飲み」に誘われる。 　誘われたお店は、まさかのコーヒー屋だった…

「[第2期]同題異話SR -Oct.- 『珈琲は月の下で』」に向けて書きました。 突然の死！　って感じですがよろしくお願いします。

たくさんの理不尽に振り回され、卑屈になっていた少年は、思いを振り払うように中学校のグラウンドを走りだす。 そこで少年はある人物に遭遇するが…。 ありふれた日常の中で起こった、ささ…

二年前、愛するうさぎ、モカを看取ったわたし。 月とコーヒーが、わたしとモカを繋いでいてくれる。 香鳴裕人様主催の自主企画『同題異話SR』参加作品です。

　中秋の名月なのに、コーヒーもお菓子も切らしていた「私」はコンビニに出かけることにした。 　このパターンはあいつに出くわすフラグな気がするが、まあ気にしない。 と、思ったら変態第…

ひょうたん型の公園の噴水の前のベンチ。 そこに座ったのは、エルキュール・ポワロだった。 『珈琲は月の下で』を、何故か量産している。

　人間とそれ以外の種族が仲良く暮らしている世界。 　ショッピングの帰りに、恋人の透明人間に車で迎えに来てもらった「私」。 　一緒に住んでいる家に向かう道中、彼が「珈琲が飲みたい」…