コーヒーはこだわりだすとのめり込む。らしい。 主人公の悩みが等身大に描かれていて好感が持てる。序盤に出てくる悪役がまたいかにも現実的だ。 本作を読んでいて、ふと逆説的に主人公の上司が一人でコーヒーを飲んでいる場面を想像してしまった。きっと、どんな時も悠々とそうしているのだろう。セルフサービスで。 詳細本作。
悩みますよね、仕事も、小説も、他の趣味も。わたしこれでいいのかな。そんな思いばっかりです。そう、私も、と思っている方、読んでみてください。
仕事がうまくいかない。趣味も楽しめない。人生がうまくいかない。そんな負のループに陥ってしまった主人公のすみれ。自分に自信がない彼女はある日、上司から『飲み』に誘われる。連れていかれたのは、まさかのコーヒー屋で……? よい意味で適当な上司は、よい具合にウザいです(ほめてます) 疲れた心にやさしいコーヒーを。仕事と趣味と人生と。うまくいかない現実に立ちすくんでいる背中を、そっと押してくれるような物語。