「いるんやで」を含む小説

薬屋の女将詩乃は「けったいな女将」として有名な女。ずぼらで店のことはすべて番頭任せ、日がな一日小上がりでキセルをふかせる。自分で動くことを嫌い、人をこき使う。だけど奇妙な知識だけ…

ウイルスはウイルスらしく、わきまえて生存しましょう。寄生させてもらっているんですから。

僕の名前はアルフレッド・ダライアス。 幼馴染のテオドラ・マクダニエルズは僕の婚約者だ。 とっても可愛い伯爵令嬢の彼女だけれど、 どうも僕のことを異性として見ていないっぽい？ い…

ある日突然降ってきた「愛してる」という声とキス。 思い出して欲しい、ぼくはきみを愛している。 そしてきみは１００％愛でできているんだ。

　──西暦２２９７年の４月── 時は今、銀河惑星連合の時代である……。 《【ＨＯＰ(ホップ)】チャリアビティーポリス施設群》内のテラ・フロートにある《【ＨＯＰ】中央管理管制室》…

　緩やかに朽ちていく工場の廃墟、折れた鉄骨、赤錆、夏の喧騒。 　絵の具の鯨と啼きやまないヴァイオリンの弦。 「僕はここで絵を描いてるんだ。なんの意味もない絵を描いている」 　…

　二十六歳になった暮カズマは、自分の人生の終わらせ方について何年も思案していた。自殺でも事故でも他殺でも駄目。自分の寿命はまだずっと続きそうで、それでも、自分の中ではいつ死んでも…

もうすぐアラ４０の海に片足が入る年齢の駄猫（オス）が素人ポッドキャストの企画として音楽活動を初めてみたらどこまでたどり着けるかという実験的バラエティエッセイです。 自分の首を絞…

どこかの噂話のような、 語り続けられて真実が有耶無耶な、 奇妙で、胸糞悪くて、 渇いたものは、満たされず。 気がついた時には、何もかも遅かった。 恵まれているといつ錯覚し…

登場するのは、のぶくんとサエちゃんの兄妹です。のぶくんの名前は信介（のぶすけ）、大人になってからは信介（しんすけ）と名乗るようになります。サエちゃんの名前は久恵（ひさえ）、舌足ら…

今でも、文通って生き残っているんでしょうか？　時間はかかりますが、便箋や封筒を選んだり、手紙が届いているかワクワクしたり、いいものですよ。 真鈴と彩香、二人のやりとりをお届けしま…

夢の終わりは世界の終わり。 少年と少女の物語。 ※他サイトにも投稿しています。

俺の名前は飯島カイ。 しがない高校生。 そんな、しがない俺には義妹が居る。 とても可愛いとされる、遠山桜という義妹が。 名前見て分かるかも知れないが、俺達は血が繋がってない。 遠…

　風が、灰栗色掛かった長い白髪を攫っていく―― 　時は淕明六年、照本の国をたった一人で旅する少女がいた。 　少女の名は玉麗。二本の刀を携えた、狐耳の少女だ。 　彼女には、あ…

群馬県立長東高校。その高校二年生に二人の人気者がいた。そのうちの一人、高宮 湊には裏があった。 そんな湊ともう一人の人気者である疾風 悠人、そして他二人の女子生徒は学校の帰り道、…

喫茶店の一角。学校に行くこともなく、アイスコーヒーを啜りながら僕は眉をしかめた。 どうして目の前に、彼女は座っているんだろう？ 謎の始まりは、そんな些細な疑問だった。

今朝、無駄に五時に起きました浦木です。紹介文を書こうと思っても大して書けないんですよね。書く気が起きないといいますか。そのせいでｐｖの数が絶望的なんだろうとは思っているんですけど…

世界は終わった、だけど、ここに二人がいるんだから終わってない。 吹かした煙草の煙が二人を優しく包み込んでいく退廃的ハートフルコメディ。 タバコはエアプというかタバコに憧れるイ…

私たち家族を繋いだのは青という色と何通もの手紙でした。 始まりは今はもう亡き父の手紙。母に向けた最後のラブレターです。それからというもの、私と母は大切なことは手紙で伝えるようにし…

雪の降る夜は静かすぎて何だか怖い。 そう言うと父さんは小人の国の話をしてくれた。小人さんは雪を作っているんだって。 ＊＊＊＊＊ こちらの作品は小説家になろう、ノベルデイズ、カ…