概要
私たち家族を繋いだのは、青という色と何通もの手紙でした。
私たち家族を繋いだのは青という色と何通もの手紙でした。
始まりは今はもう亡き父の手紙。母に向けた最後のラブレターです。それからというもの、私と母は大切なことは手紙で伝えるようにしているんです。
家族を繋いだ青、そして手紙。究極の家族愛は文字で伝えられるのかもしれない――
[補足]
第1話・第2話は夢月さんによる自主企画【同題異話・四月号】に参加させていただいた『春はまだ青いか』より。
第3話はTwitter上で数名の方とやっていた、曲をテーマに書くという企画で書いた、『桜の蕾が花開く時 ~春はまだ青いか・桜の降る頃に another story~』より。
第4話はその続きを娘の視点で書いた『桜の降る頃に。』第1話より。第7話は同作、第2話より。
第5話・第6話が書き下ろしになります。
始まりは今はもう亡き父の手紙。母に向けた最後のラブレターです。それからというもの、私と母は大切なことは手紙で伝えるようにしているんです。
家族を繋いだ青、そして手紙。究極の家族愛は文字で伝えられるのかもしれない――
[補足]
第1話・第2話は夢月さんによる自主企画【同題異話・四月号】に参加させていただいた『春はまだ青いか』より。
第3話はTwitter上で数名の方とやっていた、曲をテーマに書くという企画で書いた、『桜の蕾が花開く時 ~春はまだ青いか・桜の降る頃に another story~』より。
第4話はその続きを娘の視点で書いた『桜の降る頃に。』第1話より。第7話は同作、第2話より。
第5話・第6話が書き下ろしになります。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!直球勝負のカクヨム甲子園で魅せる、技巧派!
若さを武器に直球で物語を紡ぐ人が多いカクヨム甲子園で、全文を手紙という形をとった物語です。
それだけでもアイディア賞の異色作なら、その内容は溢れるほどの愛に包まれています。
夫から妻へと送られる、永久不変の愛。
妻から夫へ宛てられた、何時いかなるときも変わらぬ愛情。
子供から両親へと返される、素直に好きと言えぬ真心。
時にストレートに、また時には変化を付けて、暖かくも優しい言葉で物語は進行します。
そして目を引くのは、文字として書き表されてはいない行間の取り方。
言葉の余韻と想像を書き立てる手法は、それだけでも秀逸と言えるでしょう。
若き才能を募ったカクヨム甲子園でも珍しい技巧派の作品、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!便箋が繋ぐ、家族の絆
既に1話目から胸にグッとくる内容ですが、2話目、3話目……と先を読むほど感動が押し寄せてきます。
この物語に出てくる家族の絆というのは、あまりにも距離が遠すぎるので、細くて小さな糸かもしれません。ですが、それは絶対に切れません。とても、とても強いです。
ネタバレになるかもしれないので、あまり多くは語れないのですが、この家族の境遇は決して甘くはありません。それでも物語の中は、家族の愛を感じさせる言葉で溢れています。読んでいてどこか温かくなります。
タイトルの通り、素敵なお話です。
彼女たち家族の絆は、青く澄んでいるから……、
読んだ後の皆さんにも、きっと素敵な絆が待ってい…続きを読む