読了しました。ネタバレしてしまうのを避ける為に、内容にはあまり触れずに感想書かせて頂きます。手紙という形で偽りない想いを伝えていく物語。全ての手紙に、相手に対して遠慮なく、そして伝えたいことをそのまま伝えていく小説です。それが例え弱音であったり、将来であったり……死を扱っていることで、より家族や愛に対する大切さを学べる小説でした。
手紙は、過去の思いを閉じ込める。即レスが当たり前の現代で、それでも手紙は消えることがない。手紙を書くことが、自身の過去を見直し、今を整理させ、明日を生きる糧となる。推敲をしすぎて黒くなった小指…続きを読む
この作品の素晴らしさは、「あたかも実在する人物が書いたような手紙」であることです。すごくリアルな感情が、手紙を通して浮き上がってくるように感じます。自然なんです。フィクションなのに。作者様は…続きを読む
手紙風に綴られるこの物語は私たちの涙腺を容赦なく崩壊させに来ます。周りに人がいない環境で読みましょう。そして読了したら――周りの人に勧めてみることをお勧めします
最初はなんかうじうじした男の手紙だなあと思いつつ読み進めると……タイトルの現象が起きます。
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