「そしてキス」を含む小説

5/23はキスの日だそうなので

放課後。 俺と小葉瑠は待ち合わせ場所のバス停で後藤を待っていた。 時間を過ぎても後藤は来ない。 俺は退屈しのぎに小噺なんかをしてやったのだが、話を聞き終えた小葉瑠は突然真剣な面持…

詫び石：お詫びの気持ちが込められた不思議な石。 これをぶつけると大抵のことは丸く収まる。 でも、もっともっとほしいよね！！ ↓前回の投稿↓ 『胸がでかければえらいのか？』 …

周囲に上手く馴染めない高校生の「私」は、ある日学校でも有名人な「先輩」と出会う。そしてそこで、彼女のとある秘密を知ってしまうことに・・・

西木 草成様の企画「GWの終わりは、三題噺とともに。」に Ａ『GW・夏の匂い・0.1秒』で参加させていただきます。 GWの終盤、恋人の璃子(りず)にとある誕生日プレゼントをあげ…

独り暮らしをしている主人公、里歩の家にいきなり押しかけてきたのは…まさかのちょっと甘い展開でした。

ファーストキスは彼でした。 初告白も彼でした。 『俺に、夢中にさせてやるよ』 ――ていうか、あなたは、猫だから。 恋の女神に見放された干物女子が、あることを境に飼い猫の姿が猫耳…

そこへツカツカと目の前に大きな影が覆う。見上げると青海が結菜の机の前にデンと立ち尽し。 「お前、彼氏おるん？」 「『オマエ』じゃね。　気安く呼ぶんじゃねえよ！」 「！！……何ぃ！…

そのままタイトル通りに、　令和に変わるその瞬間に、彼氏の家で一緒にのんびりする彼女のものがたりでございます。 特に目立った設定もないですが、目に留まった君！　きっと面白いから一読…

　弟大好きブラコン女子高生『弥勒寺香(みろくじかおり)』 　本気で翔(弟)と結婚しようと企み、あの手この手で弟のハートを奪おうと健気にアタックし続ける。 　果たして香は弟くんのフ…

僕がまだしがない大学生だったころ。雨貝アズミは「しばらく居候させてほしい」と僕の家に転がり込んできた。

深大寺短編恋愛小説賞に応募、落選したものを大幅改稿しました。 約3500字に加筆して約6000字に。 高校生の幼馴染カップルがちゅーするのしないのというお話、深大寺周辺を舞台に…

　宮原ゆかり　高校３年生 　倒産した父親の会社を救ってくれたのは、中学生の時から片思いしていた１コ下の香山浩太クンの父親 　そう！ 　私達一家は、香山一家に足を向けて寝れないので…

　例えば、自分がある女の背後に立っているとする。 　だが、その女はまったく気づかない。 　それではと思い、さらに近づいてみる。 　それでも、気づかない。 　次の手を打ち、顔をのぞ…

Twitterタグ「#キスシーンを14字で書く」から着想を得て、生成。 ちょっと大人？　ちょっとだけ、ちょっとだけ。珍しい明里の恋愛ジャンル。 というか、多分初めての「恋愛」ジ…

―…僕の故郷は青く澄みわたった海の中にあったらしい。 人魚の血を引く水嶋ゆえは、母子共に身体の一部が欠けていた。 母親は足を、ゆえは声を失っていた。 成長したゆえは美術工芸科…

　「1999年の7の月。恐怖の大王が現れる」 　ある予言者のその言葉に、幼い頃の風見宏斗は興味を抱いていた。1999年7月のある夜、近所の山に流れ星が落ちるところを見たが、落ち…

おめでとうなんて軽々しく言える輩はクソだ。 そうさ、何が目出度いんだ。 寂しさの中で生きてきた女の子に追い討ちをかけるように「キモい」とほざく奴らに、「おめでとう」なんて人を讃え…

付き合い始めてから三周年。 キスをしてから三周年。 サラダ記念日の真似をしてから三周年。 バレンタインに手作りチョコを渡してから三周年。 一緒に猫の動画をたくさん見てから三周年。…

私の人生は「幸せ」で埋め尽くされている。 自分の部屋にはグランドピアノ、裕福な家。このご時世に、就職はおろか、大学進学もせず、することと言ったら、お華にお茶に書道にお料理のお稽古…