「僕は、、、？」を含む小説

ホラー、SF、コメディ、ファンタジー、ヒーロー、殺し屋、ゾンビ ジャンルごちゃ混ぜで、僕の好きなものを詰め込んだ、気楽に読める少し不思議な短編集になる予定です。(不定期更新)

高校一年生の影憑 千早(かげつき ちはや) 朝、目が覚めると死んでいた。 本来なら成仏している筈なのだがなぜか 現世(ここ)にいる。 そして影憑は勘づく恐らくこの現世に居る理由…

市川瑞季と杉野孝也は幼馴染み。 瑞季の家庭は父親が何度も変わるような家で、最後の父からは虐待を受けていた。逆に孝也の家はごく平凡な家庭。そんな二人は高校を全寮制の男子校で過ごす事…

「ぐすん」僕の祖母は今年中に亡くなるらしい。 僕の鼻水の音が部屋の中で反響するのと同時に、耳鳴りがした。空が妙に恨めしいと、祖母の寝顔を見ながら思った。 僕に、祖母以外の家族…

新たなスクールへと通い始めたばかりのパリの平凡な少年、アントワーヌ(15)は母親の弟への贔屓に強く苛立ち、家を飛び出していく…… パリのスターに憧れる彼のフランスを舞台とした小さ…

毎日草原にいる悪魔の夢を見る。僕はこの夢を「草原デビル」と名付けた。

　色々なことに疲れて、何もかもどうでもよくなってしまい、何もかもを放り出してきた俺は、社会から逃げるように身一つでふらりと故郷に帰ってきた。 　過疎化が進み、今や誰一人として住…

右耳のピアスが、気になったんだ。

社長令嬢の楓を連れて郷里の雪国へと帰ってきたが、予想していたより過酷な気候を前に楓は戸惑いを感じ、加えて「僕」の家族とも距離を縮められずにいた。そんな中、雪かきの疲労から炬燵で眠…

親に敷かれたレールをただ進んで大学に進学した僕は一人暮らしを始めた。 大学生活が始まって何気ない毎日を過ごしているある日にふらっと立ち寄ったライブハウスであるバンドの演奏をみたと…

公美野燈色（きみの ひいろ）が朝起きた時に声を聞いた。 『ヒーロー助けて』 その声色は間違いなく自分であり、言葉を発したのは掌に描かれた自分だった。

僕たち戦闘機パイロットにとって、墜ちた仲間を忘れるっていうのは礼儀のひとつだ。 僕の属する国ヒノメはずっと、それこそ僕の曾祖父が生まれる前から隣国と戦争状態にある。小休止を繰り返…

戦士、神官、魔法使い、そして盗賊小人の僕。４人はこれまでパーティを組んで冒険してきた。追放を言い渡され田舎に帰った僕は彼らが全滅した報せを聞く。 冒険者ギルドから、なかば強引にS…

自衛隊員だった僕の父さんに駐屯地の怖い話がないか聞いてみた。

いつも穏やかで笑顔を絶やさぬ君は他の誰よりも優しい。 自分に自信が持てない僕は君に出逢って毎日が楽しくなった。 君と僕の物語はゆっくりと始まって切なくなった。

１０代～３０代前半、廃人だった日々。あの時代があったからこそ現在がある。

→→→僕の心鏡はね、すごく足踏み。私の鏡鳴はね、すごく駆け抜け←←←。即ち、すごく本物のリアリズムを彷徨いながら……。

僕は深澤舞翔、35歳です。 普通だったありきたりの僕の人生は、とある女性と出会い大きく変わりました。 とある女性は”異能力者”です。そして、僕が過去世から探していた女性だった…