ダイスの螺旋
いってんnoアイ
第1話 (リアリス剣魔学園のカリキュラムについて)
ダイスの螺旋
STORY 1
〈アフィラード〉
三十八の浮遊大陸からなる、天上の世界。
なお、各大陸は、常に移動をしている……。
そのひとつ、セイントローム……。
セイントローム/中心都市リアリス
ププププゥ! ププププゥ! ププププゥ!
「起きろおおぉー! 朝だぞ! 起きろおおぉー‼」
AI目覚ましロボット、激しく叩き起こす……‼
「痛い、痛い、痛い⁉ ねぇねぇ、朝から、一体ね、何なの⁉ すごくうるさいよ!」
「あのね、ふざけるのもね、大概【たいがい】に、しなよ!」
「ふざけてないよ! まだ、時間がね、あるでしょ⁉ もう少しだけ、寝かせてよ! ねっ、いいでしょ⁉」
「よくねぇよ! 入学初日から、遅刻する気かよ!」
「だから、まだ、時間がね、あるじゃない。僕はね、全快じゃないと、頭がね、回らないの。すごく長い付き合いなんだから、それくらいはね、分かるでしょ⁉」
「そっか、そっか……ホントに、遅刻しても、知らないよ」
「大丈夫だよ。これもね、計算のうちなんだから」
「でもさ、憧れの先輩を待たせちまってもさ、構わねぇのかよ⁉」
「うーん、先輩……ああっ⁉」
ドォ、ドオオォーン!
「ああぁぁーもおおぉぉー⁉ どうして、もっと早く起こしてくれなかったの⁉」
「ご主人……言ってることがさ、超ダブルスタンダードだよ。二度寝したこともさ、覚えてないの⁉」
「ええ、ホントに、僕ね、二度寝しちゃってたの!」
「やれやれ、超困った、ご主人さまだね」
「ああぁぁー⁉ 愚痴【ぐち】はね、帰ってから聞くから、行ってきまああぁぁす‼」
―(ウイーン)[扉の開く音]。
タッタッタッタッ……!
「ご主人……言ってることがさ、超しどろもどろだよ。そういうのはさ、愚痴とは言わないんだよ。まあ、超慌てているのは、分からなくもないけどね」
―(ウイーン)[扉の閉まる音]。
「い、急がなきゃ!」
と、自宅のある南西街区から、学園のある北東街区へ……。
―そして、リアリス剣魔学園前。
「ああっ⁉ ハルフィラ先輩⁉」
「うん、私【わたし】の愛しき、クライル君、入学おめでとおぉぉう!」
クライル、ハルフィラに向かって、飛び込む……。
「あらあら、朝から、すごく元気ね♥」
「えへへ、うん! 僕ね、すごく元気ですよ! 憧れのハルフィラ先輩とね、すごく念願の学園生活ですから……無論、すごく興奮しますよ♥」
「うふふっ。分かってはね、いるのだけれど、すごく嬉しいことをね、いってくれるじゃない」
「えへへ、そうですね。行動だけじゃなく、口でもね、伝えたいんです!」
「ええ、すごく良い心掛けだわ」
「「♥♥♥……」」
《キャラクター紹介》
(主要人物/主人公)
クライル・ヴァロ・レイラー
一七二㎝/六五㎏ 男性・十七歳
一人称は『僕』
リアリス剣魔学園一年生・剣術部
(主要人物/ヒロイン)
ハルフィラ・アルト・ビーナス
一六八㎝/五七㎏ 女性・十八歳
3サイズ『91/59/87』
一人称は『私(わたし)』 言葉遣いは女性語
リアリス剣魔学園二年生・剣術部
1話(リアリス剣魔学園のカリキュラムについて)
1
リアリス剣魔学園……。
「さあ、歓喜に浸るのはね、これくらいにして……うん、ここからが、ホントの勝負ですね」
成長を念頭に、気合いを入れるクライル……。
「うふふっ、そうね。でもね、クライル君ならね、心配いらないわ」
「そ、そうですかね……?」
「ええ、私【わたし】との、鍛錬【たんれん】をね、復唱しておきなさい。特に、メンタル面のね。平常心を保って、いつものあなたでいればね、自【おの】ずと結果としてね、現れるわ」
「はい、日々ね、精進をして参ります! 将来、先輩に相応【ふさわ】しい男になるために!」
ハルフィラ、クライルを抱きしめながら……。
「もおぉう……ホントに、クライル君はね、すごくカワイイわよね♥」
「えへへ、ハルフィラ先輩……♥」
スキンシップである……♥
2
新入生、学園にあるインフォメーションルームに集まる……。
所謂、学園式(入学式)である……。
「ええ、栄【は】えある新入生諸君! 改めて、学園入学おめでとう。この場を借りてね、私(学園長/男性)直々にね、ごあいさつをさせていただくよ。君たちは、この四年間『一年=五二二日』を通じて、様々なことをね、学び……そして、大きく羽ばたいていくとなる! 教員一同、全力でね、サポートに当たらせていただく所存だ。一日一日『一日=二十八時間』をね、すごく有意義なものになるように、噛み締めながら、学園生活をね、送って欲しく思っている。そして、自然もまた、新入生の背中をね、大きく押してくれるだろう。セイントローム大陸はね、すごくクライメートバイタリティーにもね、恵まれているよ。是非、味方になるものはね、大いに利用して欲しい! 以上をもって、私のあいさつはね、終了させていただきます。それでは、武運を祈っているよ」
※ クライメートバイタリティー(この世界の気候のことである。各大陸によって、気候が
大きく異なるのが特徴である。前述の学園長のご説明
通り、年間を通じて、すごく気候に恵まれている。
一日[毎日]/8度[夜]~⒗度[昼]の間を行き来す
る)。
そして、様々な催し物が行われて、無事、学園式(入学式)が終了する……。
その後、新入生、剣術部と魔術部に分かれて、移動を始める……。
3
クライルおよび剣術部の生徒たち、先生に案内されるように移動中……。
(ふううぅぅん……なるほどね。剣術部と魔術部でね、場所が違うんだ。会える機会はね、あるのかなぁ……)
そして、剣術部の新入生たち、剣術部インフォメーションルームに集められる……。
「ごほんっ! 剣術部のみなさん、改めてね、入学おめでとう! 僕はね、剣術部の責任者をね、担当している、レイディック・アパトリアと言う。四年間、よろしくね。まあ、みなさんはね、成人しているので、すごく責任感はね、あると思うので、あまり、心配はね、していないのだけどね」
※ 成人年齢(十五歳)
「えっとね、これより、いくつかのグループにね、分かれてもらうよ。各々のグループにね、担当の者がつくので、詳細はね、そちらから、聞くといい。それでは、ボードを確認して、自身のグループをね、確認して欲しい。それでは、僕からのご説明はね、以上だよ」
新入生一同、グループ表が貼られているボードを確認する……。
「さあ、僕のグループはね、どこだろう?」
クライル、グループを確認中……。
……そして。
「あ、あった! グループC……だね。うん、すごく緊張してきたね。リラックス、リラックス!」
その後、グループに分かれて、各々のルームに向かう……。
4
グループCのルーム……。
「みなさん、はじめまして。私がね、グループCを担当する、カエリア・ハラークと申します。これから、四年間ですが、みなさんの成長をね、サポートしていきますので、どうぞ、お手柔らかにね、お願いします」
パチパチパチパチ……。
「それでは、当学園においての、カリキュラムについてね、発表をいたします。ご存じだと思いますが、毎年、卒業生の中から、上位十名の方がね、アフィラードを管轄している、中央浮遊大陸・マルクレムにね、特別管理官として、迎え入れられます」
オオオオオオー……!
生徒たちから、すごく大きな歓声が上がる……!
「ふふっ。すごく夢が膨らみますよね。それでは、みなさんにはね、こちらの剣をね、授かっていただきますね」
カエリア先生、生徒一人一人に、ごく普通の剣を配っていく……。
『なるほど……白色の剣……ハルフィラ先輩がね、言ってたのは、これのことだったんだね』
「はい、それでは、全員にね、配給されたと思いますので、お伝えしていきますね」
(ふふっ。すごくおもしろいシステムだよね)
「みなさんがね、所持している、剣はね、今後、ランク具合によって、変化をしていくになります。ランクはね、上位から、金、銀、銅、緑、白の五段階です。上位ランクの剣はね、必然的に火力がね、高くなるのはもちろん、みなさまの待遇もね、変わっていくことになります。詳細についてはね、手帳に記載されていると思いますので、こちらをチェックしてくださいね。なお、金より、上位にあたる、プラチナにね、昇進いたしますと、ご自身のお好きなようにね、武器をカスタマイズすることが可能になりますので、そちらについても、覚えておいてくださいね。それでは、本日の授業はね、これで終了とさせていただきます。みなさん、明日から、よろしくお願いしますね」
こうして、初日の学園生活は、終了することに……。
5
学園の外で待っているハルフィラ先輩……。
「先輩⁉ 待っていてくれたんですか⁉」
「ええ、もちろんよ。私【わたし】の宝物である、クライル君のご帰還ですからね」
「う、うん……先輩!」
と、クライル、ハルフィラに抱き着きながら……♥
「もおぉー……ホント、クライル君は、すごく甘えん坊さんね♥」
「えへへ♥」
ハルフィラ、クライルの頭をなでる……♥
帰宅中……。
「ええ、先輩の家にね、お泊りですか⁉」
「ええ、金の剣にね、到達する掟【おきて】をね、伝えておかなきゃいけないからね」
「はい、そうですね。すごく心強いです」
「……そうね。ひとまず、半年でね、最低、銅の剣にはね、なっておく必要があるわね」
「ふむふむ(メモメモ……)」
「火力の問題がね、すごく大きいのだけれど、ダンジョン探索がね、できないのよ」
「ああ、そうなんですね。何か、決まりごとでもね、あるということですか?」
「いえ、特に、制限はね、ないわ。でもね、ダンジョン内のモンスターはね、すごく強力なのよ」
「ああ、そういう裏事情がね、おありなんですね」
「普通はね、パーティーを組んでね、行動するものなのだけれど、私【わたし】はね、単独でね、行動をしているわ」
「ええ、どうしてですか⁉」
「うふふっ。そんなこと、決まっているじゃない? 私【わたし】にね、相応【ふさわ】しいパーティーがね、いないからよ」
「ああっ⁉ そ、それって……」
「うふっ。聞くまでもないでしょ⁉ クライル君との連携がね、私【わたし】にとってね、すごくベストなパーティーですから」
「ハ、ハルフィラ先輩……」
「したがって、今夜から、早速ね、猛特訓よ!」
「は、はい……よろしくお願いします! で、でもね、どうして、先輩の自宅なんですか⁉」
「うふふっ。それはね、決まっているでしょ⁉」
「剣士としても、恋人としても、私【わたし】にね、すごく相応【ふさわ】しくなってもらわなきゃいけないからよ」
「うん……そうですね。やっぱり、先輩、大好き♥」
と、クライル、ハルフィラに飛び込む♥
「うふふっ♥ さあ、私【わたし】の背中にね、ついて来なさいよ!」
と、クライルをなでながら……♥
「はい、すごく楽しみです♥」
「さあ、頑張るわよ♥」
この後、僕は、先輩の自宅にお邪魔をして……。
先輩から、剣士としての心得と訓練を、吸収していった……。
さらに、その後、恋人としても、心得と訓練を、吸収していった……♥
すごく充実をした一日だった……。
6
辺りは暗闇に包まれて……。
リアリスから、南にある、ルビラン街道……。
そして、そのルビラン街道を南下している、生徒がいた……。
「ねぇねぇ、ロクメ君⁉ やっぱり、ダメだよ。帰ろうよ。すごく危険だよ」
「ええ、どうして⁉ 俺たちはね、魔法使いだよ。素人じゃないでしょ⁉」
「うん、それはね、そうなんだけど……。でもね、僕たちね、白色の杖だよ。いくら、街道沿いのモンスターでもね、すごく危ないと思うよ」
「……そうだね。アルヴィッチ君の言う通りだね」
「で、でしょ⁉ だったら……」
「でもね、ダメなの⁉ 俺はね、兄貴に認めてもらわなきゃいけないから! 少なくとも、銅色の杖にはね、成長しておかないと……」
「ロクメ君……言ってることがね、すごくダブルスタンダードだよ。それにね、命あってのものだよ」
「わ、分かってる、そんなことはね、すごく分かっているよ! でもね、兄貴はね、一人で倒したの。俺だって、おそらく、同じような目で見られるからね。兄貴にね、認められることがね、自身を守る一番の近道だよ!」
(ロクメ君……すごく怖いんだね。周りの目がね……。すごく優遇されていると思われているから……。でもね、実績を上げれば、妬【ねた】むような者もいなくなる……やっぱり、すごくおかしいよ)
街道から、少し外れた茂みに、モンスターの群れを発見!
『おおぉぉ、いたいた⁉』
『うん、ホントだ。夜ということもあって、すごく街道の近くにね、潜伏してるんだね』
『うん、さあ、相手はね、気づいていないよ』
『そうだね……。でもね、いくら、スライムといっても、初心者の僕たちにはね、すごく難題だと思うよ。ホントに、大丈夫なのかな?』
『うん、だからこそ、一発でね、仕留めるよ。アルヴィッチ君はね、後衛を頼むよ』
『う、うん……りょ、了解』
アルヴィッチ、後衛で、援護射撃に備える……。
そして、ロクメ、ゆっくり、気づかれないように、歩み寄っていく……。
(さあ、ここはね、手帳に記載されていた、範囲魔法をね、使うよ。初級モンスターだし、下位魔法でもね、通用するでしょ⁉)
(か、神様、お願いします! どうか、僕たちにね、ご加護を!)
と、アルヴィッチ、すごく強く祈っている……!
『よーし、いくよ! ファイアブレス!』
ロクメ、火属性下位魔法『ファイアブレス【小円攻撃】』を放つ……!
ボオオオォォォン……!
「ウィィィ⁉」(スライム一同の悲鳴!)
「や、やった! 倒した‼」
「ウ、ウソ……ゆ、夢じゃないよね⁉」
アルヴィッチ、自分の頬【ほお】を……。
「い、痛たたたたたぁ⁉ ホ、ホントだ……す、すごい! ロクメ君、とてもすごいよ!」
アルヴィッチ、ロクメの元に駆け寄り……。
「う、うん、初討伐、おめでとう!」
「い、いや、アルヴィッチ君のおかげだよ」
「ええ、僕……⁉ え、えっと……僕ね、何もしてないよ」
「攻撃することだけがね、戦闘じゃないの。支援だってね、すごく重要なんだよ」
「えっ、そういうものなの⁉」
「うん、当然だよ。アルヴィッチ君がさ、後衛にいるって、分かってるから、すごく精神面でね、すごく楽に臨むことがね、できたんだよ」
「えへへ。それはね、ありがとう。ひとまず、すごく嬉しいよ」
「まあ、兄貴の請け売りなんだけどね」
「うーん……やっぱり、すごくハードルが高いよね」
「ま、まあ……そうだね。ひとまず、成功をね、喜ぶことにしようよ」
「うん、僕たちが、討伐をした事実はね、変わらないからね」
「まあ、そういうことだ」
ロクメとアルヴィッチ、ハイタッチ!
そして、帰路に就いていく……。
…………。
その様子を離れたところから見守っている、一人の魔法使いがいた……。
銀色の杖を右手に持ち……。
「やれやれ、何とか、事なきを得たみたいだね。すごく当たり前のことだけど、スライムを初心者がね、倒せる訳がないの。すごく魔力不足とすごく経験不足だよ。…………。そっか、ロクメの奴……俺のことでね、そんなに悩んでいたなんて……。弟の悩みに気がついてあげられない兄なんて……すごく最低なお兄ちゃんだよね」
どことなく、寂し気な目をして、帰路に就いていく弟を見つめていた……。
《キャラクター紹介》
(レギュラー)
ロクメ・フェナストライク
一七四㎝/六九㎏ 男性・十七歳
一人称は『僕/俺』
リアリス剣魔学園一年生・魔術部
アルヴィッチ・エル・バーニー
一七一㎝/六四㎏ 男性・十七歳
一人称は『僕』
リアリス剣魔学園一年生・魔術部
7
そして、一夜が明ける……。
ハルフィラの自宅。
「う、うぅん……あ、朝……だよね?」
クライル、目を開けると……。
「うふっ♥ おはよう♥」
「は、ハルフィラ先輩……おはようございます♥」
……そして。
クライルとハルフィラ、しばらく、ディープキスを交わす……♥
朝食中……。
「うん、いよいよ、今日から、授業ですね⁉」
「ええ、そうね。おそらく、授業初日はね、学力テストがあると思うわ」
「ひえぇー……剣術ではなく、学力テストですか⁉ すごく心配ですね」
「まあ、学力テストといっても、すごく基本的な問題がね、大半を占めているの。そこまで、悲観的にならなくてもね、心配いらないわよ」
「そ、そうですかね……」
「うふふっ。私【わたし】の訓練にね、比べると、すごく優しいものよ」
「ふふっ。その言葉を聞いただけでね、すごく安心できました」
「あら、さすがはね、私【わたし】の宝物ね。すごく素直でね、よろしい!」
「えへへ、ハルフィラ先輩、ありがとう♥」
「うふふっ。照れる姿も、すごくカワイイわね♥」
ハルフィラ、クライルの頭をなでる……♥
8
クライルとハルフィラ、学園に向けて、移動中……。
「あっ、そうだわ! ねぇねぇ、クライル君⁉ あなたのグループの特徴をね、教えてもらえないかしら?」
「あっ、はい! ど、どうしてですか⁉」
「あのね、学力テストの後にね、実技テストがね、あるのよ」
「ええ、当日中に、ですか⁉」
「いえ、少なくとも、一週間くらい、間隔が開【ひら】くわね」
「ほおぉ……すごくホッとしました」
「そうね。すごく心の準備が、必要ですものね」
「ああ、グループについて、ですよね?」
「ええ、実技テストはね、単独とパーティー編成の2パターンでね、行われるのだけれど、おそらく、クライル君、単独ですとね、私【わたし】はね、全く心配をしていないわ。でもね、懸念材料はね、パーティー編成のパターンよ」
「パ、パーティー編成ですか⁉」
「ええ、四人でね、行動するのだけれど、役割分担がね、すごく重要になってくるわ。少なくとも、性格による衝突だけはね、絶対にね、避けなきゃいけないわ」
「あははぁ……た、確かに、そうですね。すごく成績に影響しますもんね」
「それだけではないわ。今後の学園生活においてもね、すごく重要になってくるわ。したがって、私【わたし】の理想としてはね、あまり目立つことなく、すごく地味なかたちでね、ステップアップをしていただきたいのよ。ステップアップ方法はね、すごく多種多様なのよ。したがって、あまり目立たない、ステップアップ方法をね、お教えするわね」
「はい、お願いします」
ハルフィラ、クライルに、ステップアップ方法について、伝授する……。
「確かに、そうですね。その方法ですと、すごく目立ちにくいですね」
「ええ、銀の剣にランクアップすると、学年の制限がね、なくなるのよ。したがって、心置きなく、クライル君をね、指名することができるわ」
「はい、僕たちの夢のためにね、頑張ります!」
「うふふっ♥ できるだけ、攻略方法のサポートはね、提供するわ」
「はい、ひとまず、学力テストを頑張ってきますね」
「ええ、肩の力を抜いてね、挑みなさい」
と、ハルフィラ、クライルの肩を揉む……。
※ 一年は、十八カ月である。
また、十八カ月は、二十九日である。
一週間は、最終週を除いて七日である(最終週のみ八日)。
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