「ぼくかの」を含む小説

　波音に混じってふいに聞こえたのは、ぼくが最後に聞いた彼女の声だった。あの日はぼくひとりではなく、ふたり、だった。この海水浴場にぼくと彼女のふたりだけがいて、きょうと同じように辺…

グループホームでぼくは岩橋さんとであった。 なぜか初めてあった気がしなかった。 「ぼくはあなたと友達でした」ぼくの言葉を操っているのは何なんだろう。

僕の世界の事をわかってくれるひとがいるとうれしいです。

公園でいつも子供達を見守っている大きな木と、ぼくだけの秘密。 この作品は、『アルファポリス』『小説家になろう』にも掲載しています。

第27回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作 ＜ＳＴＯＲＹ＞ “教会跡地の神様”って知ってる？　大切なものを差し出て祈るの――。 突然の事故で姉を失った高校生の田越作楽。悲しみ…

君に尋ねたいことがある。でも、難しい。 「だから、そういうものはそのまま、心に秘めておくということをいつも選ぶのだった。」 日記体で一日ごとに進んでいく恋愛短編。 一つのエピ…

絵本にする予定です。 ぼくはある日、胸をケガした。 なのにママはばんそうこうをはってくれない。 このケガはどうやったら治せるの？

３つのお題「ゆらり」「エスカレーター」「あみだ」を組み込んで書いた短編です。 エスカレーターとそのほかに大別される不思議な世界で、エスカレーターに住む「ぼく」の学校へ「彼女」がや…

ある日人類にあだなす『ケモノ』が異なる時空から現れ、『ケモノ』と戦うために人道兵器『ナイトガーゴイル』は造られました。 パイロットである男の子は、ナイトガーゴイルとある約束を交…

30人連続で失恋した高校生、窓居圭太16才。 彼の周囲には、ブラコンお姉ちゃん、裸族な従妹、BL女子な同級生、シスコンヤンデレ中学生、親友のロリロリな妹、モフモフな妖狐娘など、…

天使だったきみと鳥にあこがれたぼくの思い出話。

ぼくが、日々感じていることを、言葉にして、書いていきます。 ふらっと立ち寄れるカフェのような空間です。 ひだまっていきませんか？

あるとき、ぼくらの世界は人の命が等価になった。 誰も死なず、傷ついても再生し、肉体は全盛期に保たれる。 病は無くなり、歴史にあったという事実が残るのみ。 その時のぼくはまだ子…

ユニコがある日森の中を歩いていると、川上から大きなバスケットが流れてきた。バスケットの住人スナネコの不思議な歌声につられ、仲良しになるユニコ。スナネコの行き先は何と“地の果て”だ…

さまざまな世界で発生する異世界転生現象。 その中で、魔物の軍勢により、今まさに滅びゆこうとするとある国。 数週間前、ある男を転生者として送り込んだベルペトは、姿を消した転生者の元…

――佐伯雅美は中学時代、事故から幼馴染である赤城澪を助けようとする。だが事故は起こらず、助けようとしたはずの幼馴染から嫌われる。 　そこから虐めを受ける。 　姉の海美からは疎まれ…

共働き一人っ子のちょっびり引っ込み思案なぼくが、クールで泣き虫な叔父のサトちゃんを師匠に迎えて作り始めたお味噌汁。 出会いや別れ、子どもならではの様々な体験を経て成長しながら、あ…

全てのものが発展した世界、その裏側には衰退したものがある。衰退しものは哀しさから魂を宿して人間を襲うようになった。それらは死人と総称され、キューブという想像力で戦う武器を使い討伐…

夏の暑い日、ぼくが高校から帰ってくるとクソみたいな家で父親が首を吊っていた……。 【他サイト重複掲載】