概要
エスカレーターな世界を舞台に、ボーイ・ミーツ・ガールするお話
3つのお題「ゆらり」「エスカレーター」「あみだ」を組み込んで書いた短編です。
エスカレーターとそのほかに大別される不思議な世界で、エスカレーターに住む「ぼく」の学校へ「彼女」がやってくるとこから物語ははじまります。
外の世界からやってきた「彼女」は、エスカレーターのなかの同級生たちと衝突し、やがて、追放されるようにエスカレーターを去っていきます。
エスカレーターとそのほかに大別される不思議な世界で、エスカレーターに住む「ぼく」の学校へ「彼女」がやってくるとこから物語ははじまります。
外の世界からやってきた「彼女」は、エスカレーターのなかの同級生たちと衝突し、やがて、追放されるようにエスカレーターを去っていきます。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!ハズレを引いて さようなら
選ばれた人が住める「エスカレーター」。
アミダでハズレを引いた一人はそこから追い出されて、長く危険な階段を登らないといけない。それがルール。
そんな世界に暮らしていた主人公のクラスに、外からやってきた少女がいた。
主人公は気付かされる。自分にはないと思っていた選民意識、差別に。
ハズレを引いた一人の人間は、多くのアタリの人間を生かすために追い出される。
全ての人間にとって当たり前になってしまえば、疑うことすらない。
閉ざされた世界とは、そういうことだ。
理不尽を乗り越えようとせず、理不尽を少ない数に押し付ける。
この物語は、別世界でありながら、同一を求める現実社会を痛烈に批判する。
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