「SF(少し不思議？)」を含む小説

俺に不幸があるたび、出会う彼女。 約四年に一度、出会う彼女。 宙のかなたで花開いた、小さな物語。

　自サイト（現在は閉鎖済み）やＳＮＳ、twitterなどでいただいたリクエストやお題小説を集めてみました。 　ジャンル別に掲載していますので更新順序はバラバラです。 　１作が５千…

とある家庭に起こったちいさな事件。ひとつのケーキをめぐり謎が謎を呼ぶ・・・ってほどの話ではありませんが。ＳＦ（少し不思議）なストーリーです。

ある街の喫茶店。 良くも悪くも、思い出の場所。 『カタスミ喫茶』 入店は自己責任でお願いします。 ※18.03.02 加筆修正。

　――彼女の名は、神薙七凪《カミナギナナギ》 　僕が引っ越してきた、かつての故郷の女子高生。クラスメイトで、隣の席の女の子……そして、自称『イセカイ系の女』だ。なんの変哲もない片…

　自動運転が発達し、交通事故が過去の物となった近未来。そんな時代に生きる、しがないサラリーマンの"識名　孝介（しきな　こうすけ）"は、そんな時代にも関わらず運悪く交通事故に遭う。…

夢で見た人物や物を、現実に持って帰る方法がある。 神という傍観者、 夢に迷い込む男、 思惑にまみれる夢世界。 だけど僕たちは、現実に生きるべき。 その現実が、誰かが昼寝中に見てい…

至ってごく普通の日常を送っていた樫野葉月と篠崎風花。 ２人はとても仲が良く、四六時中一緒にいるような間柄だった。 そんなある日のこと。放課後、突然に葉月の行方がわからなくなった。…

論文の体裁をとったSF（少し不思議な）小説です。第一回星新一賞受賞作品『「恐怖の谷」から「恍惚の峰」へ　～　その政策的応用』（遠藤真一）へのオマージュから、その文系バージョンを作…

8月になったにも関わらず、太陽が出ず気温が上がらない日が長く続いていた。 お盆休みに祖父母の家に来た晴太は、近くの神社でカリンとシロという奇妙な男女に出会う。 どうやら彼らは、長…

　リンデが　本来の時期より早く、侯爵家の侍女になった事で、連鎖反応的に事態が動いた。 　想定より早く『舞台』に登壇した彼女に、リンデは耳打ちするのだ。「お好きなように振舞っても、…

　ショゴスは語る。 　■■■　謝罪文　■■■ 　『クトゥルー神話』関係をよく御存知の方には、不愉快な思いを抱かせる可能性が多々あると思いますので、その辺りは『よく知りもしない者…

ここはどこでしょうか。

（１）は、同題異話・三月号から転載。

男女がいる。告白間近だが、邪魔が入りそうだ。男がいる。爆弾処理をしようとする男だ。少年がいる。ゲームをしている。無職のおっさんがいる。カップラーメンをつくろうとしている。ヒーロー…

幼いころからいじめにあい、大卒で慣れない営業職に飛び込んだ俺――遠藤修――は、退勤後ふらりと立ち寄った店で万年筆とノートを手に入れる。 万年筆を収めた箱に同封されていた説明書には…

月・火星・水星・木星・金星と地球を舞台にした“少し不思議”な話。 短編連作でそれぞれの星で１話ずつ、５話完結です。 いづれも女性主人公となっています。 １話目の月は、自分が月の住…

──右へ左へ、左から右へ、大きくゆっくり、今度はすばやく小刻みに。 少年とちょっぴり不思議なお話。

いつも、同じ夢を見る。 夢の中は夕暮れの茜色だった。隣には誰かいて、とても心地よい夢。どこか懐かしい景色を見ている様な気がして、主人公の佐々木 蒼 はいつも不思議に思っていた。…