「鐘」を含む小説

魔法使いの老人が、勇者の一行に語ったおとぎ話。 ――豪華絢爛な馬車が十二時の鐘の音とともにかぼちゃに戻るように、魔女が命を落とせばお姫様にかけられた呪いがなくなるように、魔王を…

容姿端麗頭脳明晰、その歌声は美しく、筆を握れば天才級の絵画を生み出すご令嬢水鐘琴音（みかねことね）。 けれども彼女には究極の欠点があった。 それは異常なまでに脆弱な体質でその成果…

【あらすじ】 　無表情なヒロインを小説で笑顔にするため、主人公が弾幕シューティングをしたりＴＲＰＧをしたりする御華詩。 【登場人物】 ●穂村《ほむら》鐘太《しょうた》 　…

12世紀アラゴン王国の故事「ウエスカの鐘」をモチーフにした叙事詩風の物語。 スペイン王国の前身・アラゴン王国のヒメノ王朝末期に３人の王子がいた。上から、名君ペドロ、戦士王アルフォ…

高校三年生の二月。私は、二ヵ月後に幼馴染と離れ離れになる。 最後のバレンタイン、今年こそは長年の想いを伝えてみようか。

「ようこそ、最果ての園庭へ。君で――1万7217人目の到達者だ」 ごおんという鐘の音が響き、どこまでも真っ白な空間の中、目の前には執務机についたどこか聖職者を思わせるような服装の…

特異能力が当たり前となった時代。 人々はそれぞれに特異能力を宿し、各々の生活に生かしてきた。 しかし、特異能力が人々に出現するきっかけとなった鬼、悪鬼が世界に今でも厄災をばらまい…

　寒々しい十二月。 　高校二年生の『小野寺　鐘』（おのでら　しょう）は、三年の先輩である『清瑞　美桜』（きよみず　みお）から突然抱きつかれた。 　彼女は、清楚で真面目の――はずだ…

乙女ゲームのイベント分岐の鐘が鳴った。ルート確定フラグのシーンを間近に見たせいで、イザベルは前世の記憶を思い出す。 このままだと、悪役令嬢としてのバッドエンドまっしぐら。 イ…

それは喜びのときも、悲しみのときも

「なんでオマエがここに居んねん」 「何故、貴様がここに居る」 新たに高校二年生となり、同じクラスとなった新堂源斗と鐘鳴慧。 二人は、校内でも有名なほどの犬猿の仲である。 お互…

魔法世界のお話しです。 ルーシ帝国で革命が発生し、ソヴィエト・ルーシ社会民主主義共産党科学可魔法不可共和連邦が誕生。 ルーシ帝国と対立関係であったゲルマニア帝国は、ソヴィエトとも…

アウローラ王家、カスラーン家には、数十年から数百年に一度祝福を受けた子供が生まれ、その子供には身体のどこかに不思議な痣が浮き出る。それは祝福でもあり、呪いでもある。 緩い性描写…

冬の夜のレストラン。ジャック少年は店での騒動がきっかけで謎の男たちと知り合う。彼ら四人組は海賊キャプテン・キーティングの財宝を狙い町へやってきた……。 一九五六年、舞台は〝希望と…

全く気乗りがしないのに王子の婚約者候補として城に招かれた私。気づけば鐘の音色と共に、花畑の中で彼の『護衛騎士』に剣で胸を貫かれていた。薄れゆく意識の中・・これが12回目の死である…

ロボットにより支配され、運営されている世界。その世界に人間という存在が大きな影響を与えていった・・・

春も終わりかけ、あたたかい日差しが差す夏の日。今日は年に一度の歓迎祭（かんげいさい）。スピカの住む島に、船で多くの人が海を渡って訪ねてきます。マントを羽織った少女アルファルドもそ…

『一つかえ…二つかえ…』 夜が更けた頃、あなたの背後または枕元にて、数を尋ねる声があっても決して応じてはならない。 この物語を知って、世の人への拡散を願う。 さもなくば怨霊は、…