「純文芸」を含む小説

短編の小説集です。 一編はそれほど長くないのでお気軽に読んでいただけたらと思います。

夢を追うために去ろうとする彼女と、それを追いかける彼の、駅でのこと。

芳賀沼探偵事務所は、超常現象にまつわる事件を専門に扱う探偵事務所だ。 行方不明の透明人間。 超人的な身体能力の強盗犯。 そんな常識では説明できない不可思議な事件を相手に、変人探偵…

昨日死んだ隣のクラスの女子生徒から、俺のもとに手紙が届いた。 ［2015/05/15公開作　再掲］

哲学小説というテーマは高校の頃から書いてみたいと思っていたのです。今回は半ば会話劇みたいにしてみました。

中学二年生の夏、僕は母親と喧嘩して家を飛び出した「みさき」に突然呼び出される。 幼い僕らのひと夏の大冒険。どこか懐かしくなる青春ノスタルジー小説。

あなたと私だけの、世界に一つだけの詩が作れる場所。 目に留めて頂いた全ての人に感謝を！

彼女は僕のビジネスパートナー。僕らの関係はそれだけで、以上も以下もない。 夜の街に沈む彼女を誘い、その姿を、ただ見届けるだけなのだ。

　2021年最初に書いた作品だったのですが、初稿が気に入らず改訂したものとなります。

田舎にぽつんとある、北野山駅。 駅長、西田拓郎はいつも通り最終列車を見送る。 しかし、誰もいないはずのホームには。 一人の、少女がいた。

これは僕の記憶の世界に生きる彼女のお話。 そんな朧げに揺らぐ世界の最後だけは鮮明に覚えていた。

僕と彼女は公園で星を眺めていた。 最期の時が迫り来る中、双子座流星群に降られ、伝え残すことがないよう、想いをぶつける。

新型ウィルス蔓延で潜在患者数が増加傾向にあると言われる摂食障害。 『アノレキシアの百合』は、新型ウィルスが蔓延する前の平成後期を舞台にした物語です。 衣食住に何不自由ない若者を蝕…

これは、加害者と被害者の送る、最高に漫才な最期の三日間のお話。

人生の様々な分岐点。選択の陰に消えていった自らの可能性。その可能性の先にあった自分との出会いが混乱を生み、狂気へと誘う。 コンピュータを使わないと書けない新しい小説の形を模索し…

青年は、『死』を決意した。うだつの上がらない毎日とサヨナラをしたかった。しかし、その決意と裏腹に細やかな出来事が彼に葛藤させる。青年は果たしてどのような『死』を迎えるのか、それと…

2021年9月13日に内容を大幅に改訂しました。

　傷つくぐらいなら、期待しない。 　落ち込むくらいなら、何もしない。 　それで良かった。そのはずなのに…どうしてかな？ 　関係が壊れるのが怖わかった。 　あなたに嫌われる…

死んだ後にも世界はある。 死後すぐに人は裁判を受けなければならない。 まずは宗教にわけ、国に分け、いろいろと分けたのちに転生か償いか、天界の仕事に着く。 天界の仕事に着くためには…