最初は、口数の少ない少女と気の利かないやさしい駅長さんとの物語です。お姉さんの切ない気持ちがやるせなくなりますが、少女の無邪気な振る舞いがほのぼのとして全体を温かく包む、やさしい気持ちになれる作品です。心温まる物語です。
人気の無い駅に、少女が一人。定年間際の駅員は、その少女と会話を交わし、家族の事を静かに思い出す。 ゆったりと流れる二人の空間を眺めて居ると、まるで透明な自分がそこに存在して、駅の端でそれを見て居るような感覚にさせられる。 温かくて、冷たくて、優しいのに寂しい。 まるで幻想のように綴られるこの物語は、読者の心にゆっくりと溶け込み、小さな灯を点してくれる事だろう。
少女がどんな目的があって始発に乗らなければ行けないのか、凄く続きが気になります!文体の一つ一つも凄く素敵です!これからも頑張ってくださいませ!🙇♂️