「童話 姫」を含む小説

その姫は、小鳥のように詞のない歌を歌う。鳴き真似のようだからと、人は彼女を空鳴き姫と呼ぶ。 森に隠れ住む「彼」は姫の歌声に惹かれて姿を現すが── 第3回こむら川小説大賞参加作品…

　梅雨の季節。ケンタが部屋でふてくされていると、一匹のカタツムリが現れた。 　ちょっと気取ったカタツムリは、ケンタに雨のすばらしさを伝えるため、散歩に誘う。 　雨が好きになるかも…

茨姫が目覚めず、そのまま時が経過したら──？

ＶＲ世界におけるカグヤ姫の物語

不思議の国のアリスの子孫であるエルシ・リデルは一族の落ちこぼれ。継承者《ライブラ》なのに先祖から受け継いだ伽噺能力もろくに使えず、その実力は次期当主である双子の姉エリーシャの足元…

童話です。 小学校から帰ってきたりん子は、じいちゃんに連れられ山奥へ。 熊や虫に怯えるりん子ですが、そこで一風変わった生き物に出会います。 秋の森でのちょっとした一幕をお楽…

要約すると呪われた王子様に出会った魔術師の少女リアと、色々あって呪われた王子アルフォンスの漫才劇。 魔術師のリアが「王子様の呪いを解くのに、眠り姫の呪いを使えばいい」と思い付い…

こないだ書いたやつ

　読書と図書館が大好きで毎日のように近所の図書館を巡るゆずは。 　そこには必ず同じクラスの運動おバカこと迷人がやってきます。 　迷人を煙たがるゆずはですが、新しい図書館を見つけた…

　お城の窓越しに育まれるお姫様と少女の切ない物語 ―――――――― ※執筆は縦書きで行っているため、読書の際の組み方向も「縦読み」設定をおすすめします。 ※本作品はPIXIV…

人魚姫をモチーフにした創作童話です。 改めてこのモチーフに向き合ってみると、アンデルセンの偉大さが身に沁みました。

自主企画「第二回こむら川小説大賞」が楽しそうなので書きました。とても楽しかったです。 頑張って擬態したつもりなのですが、本企画の趣旨に合えば幸いです。 女の子が主人公なので、かわ…

立てば芍薬座れば牡丹、刀を握ればメスゴリラ 王子も裸足で逃げ出す人魚姫――もとい、金魚姫。 脳筋の名を欲しいままにする彼女にある日お見合い話が舞い込んだ！ 冗談じゃないと地上へ家…

灰村（はいむら）シンディは夢の中で光り輝く本を手に入れる。 しかし翌朝、その本は彼女の腕の中にあった……開くとその内容は『シンデレラ』の童話本。 その童話本は優希に問いかける………

昔話や童話をもとにしたお遊び短編集です。 ※この物語は童話をもとにしたフィクションです。実在する姫、魔女、妖精、しゃべるオオカミなどとは一切関係ありません。 2020.7.…

魔法の靴があれば、どこにだって行ける――。 『オズの魔法使い』のその後、パートナーの魔法の靴と一緒にドロシィはあちこちへ冒険にでかけます。 王子様に恋した人魚姫や、おばあさんの…

魔法の鏡ならぬ魔法のミラパットのチャットから始まる白雪姫。 しかしその白雪姫にはとある秘密が……

「愛してる」 あなたの声で、私は言う。 あなたの歌を、私は歌う――。 醜い尾のために「人魚もどき」と呼ばれ、他の人魚から差別されていた魔女。彼女にとって、王女とその歌声だけが慰…

人魚姫のお話を元に自分なりの解釈で書きました。よろしくお願いします。

異世界に転生し、各地の幻想植物を調査して回る植物学者の青年、エンドウ・ジュウイチ。 ある日、彼のもとへ気になるしらせが届く。 「ブローディア王国の花姫さまが死に至る病らしい」 懇…