「神 ホラー」を含む小説

神の深淵に迫るホラーミステリー。この物語は人類の終末へのプロローグである。 物語の始まりは1962年のロンドン。そして60年後の2022年、ロンドン郊外に住む老科学者夫妻のコロナ…

数年前まで不審死が繰り返されていた村に赴任した阿久津巡査。ある夜の見回りで阿久津は、大慌てで何かから逃げる傷だらけの少女と出会った。 阿久津と同僚の土御門が話を聞いたところ、少女…

４月から急病で中学校を長期間休んでいた加守千恵里は、三学期の始まりに学校に復帰した。 ４月に友達だった三和神奈子は、そんな学校にも慣れてない千恵里ともう一度友達になる。 二人は少…

海からは美しい歌声が聞こえて来る。 男の意志に反して、足は海の方へと一歩、また一歩と進んで行く。 その歌声に誘われて、夜の冷たい海の底へと沈んで行く。 そして、彼女に出会った。 …

事故物件ばかり扱う倉科不動産に、チンピラっぽい客が現れた。 今年のKACも昨年と同様、全て下記神津市が舞台で、『現代神津の愉快なひとびと』です。 地図：https://kaku…

警視庁生活安全課保安部怪異対策室。 それは人ではないモノが起こした事件を調査し、可能であればその原因を根絶するために設立された部署。 そこに所属する人間は、皆何かしらの能力を身に…

大正８年秋の夜長。 常磐青嵐は気がつけば、高層展望塔八天閣の屋上にいた。突然声が響く。 ここには自らを『唯一人』と認識する者たちが集められ、これから新月のたびに相互に戦い、最後に…

SFとはサイエンスフィクションの略です。 科学の知識を取り入れています、

冒頭より—— 　いつからだろうか。寝息がピタリと止まって、伸び縮みを繰り返す心臓の動きが徐に鈍化していく姿を想像するようになったのは。神や仏の存在に怯えるような誠実さはとうの昔…

　いつからだろうか、この土地が歴史を失ったのは。この土地が神を失ったのは。この土地が怪を失ったのは。そこから棲むのはまがい物。新参者に、流浪もの。 　いつからだろうか、この地域に…

「天竺鏡って知っとるや？」 不慮の事故で祖母を亡くした直美は、葬式の宴席で。水を張った桶に鏡を浸してはいけない奇妙な戒めについて耳にする『天竺鏡篇』 「さかさがみに殺してもらお…

彼が遠くに行っちゃうなんて嫌……！ 恋人と離れ離れになりたくなくて、神頼みにやって来た愛稀。 迷い込んでしまった山の中で、不思議な少年・ユウと出逢う。 「姉さんの結婚がなくなりま…

　人生に迷い岐路に立った者だけが、人生で一度だけ重い木の扉を開けることが出来る幻の店「Bar 月下美人」。 　妖艶なマダムと寡黙なマスターが悩み苦しむ貴方を今宵もお待ちしておりま…

※BL小説。 ※既存作品のエロなしverになります。 【あらすじ】 第二の性がなくなって数百年が経つ世界。 しかしコノハナノサクヤヒメという神を先祖に持つ桜木家には、華守人(は…

永遠に太陽が昇らない夜の世界ニーカルナ。そこは唯一神の男神リドールヴァセーラと、数多の女神たちが支配する世界。そんな世界で一人の神官と一人の妖精が恋に落ちた。神の意志が絶対である…

死に惹かれる大学生・宵路（しょうじ）は望まぬ集団自殺から生き残った。同じ境遇のりんから、命を落とした親友のため、真相を突き止めようと誘われる。 何のいわくも因縁もない心霊スポット…

東の国の領主の娘であるギュリは、死ぬのも生きるのも嫌なほどに、無気力な日々を過ごしていた。ギュリの住む土地は非道な大国に支配され、希望はまったくないからである。 やがてある春にギ…

　私が是れを知った所以は、とある神——ここではその名を口にする事が憚られるため、以降は『あの神』と呼称しますが——これについてフィールドワークで島根県と広島県の県境、つまるところ…

カクヨムコン応募作品です。 佐神探偵事務所に舞い込んできた依頼。それは、十五年前に殺された私のいとこを探してください、という奇妙なものだった。

３年前に「あやかし保護法」が制定され、人間とあやかしの共存が曲がりなりにも決定した。 しかし、人と違う力をもったあやかしは社会から弾かれ、あやかしの一部もまた人に害を及ぼし続け…