「物の怪」を含む小説

半身不随の男に「名前を呼ばれない者」達が王になって欲しいと現れた。 幼い頃の恩を返すため、男はそれを引き受けた。 便利屋の男はおかしなモノがあらわれるというビルを確認しにいく…

戦国時代風ファンタジーものです。 戦国乱世の怨念が降り積もり、ついに根の国からの侵攻を導いてしまう。その世界では、物の怪、妖怪といった者たちだけでなく、その妖気にあてられた獣も…

「神山さんなら、私の盾になってくれる」 「金の切れ目が縁の切れ目だろ、依頼主様」 祓い屋一族の跡取りである一海円は、自宅から盗まれた壺に封印された物の怪退治の護衛役として不死の…

現世は陰陽の二つの世界により成り立っている。一つは形ある物が存在する「陽の界」 　そしてもう一つは形のない物が存在する「陰の界」 　現代を生きる陰陽師の少女、月（つき）。彼…

日本には、人の魂の宿る12振りの霊刀があると言われていた。ある日訪れた骨董屋で刀を貰い受けた白神睦月。突如現れた人間の感情が具現化した物の怪、幽鬼に襲われる。しかし、刀を持った侍…

　零糸《あやし》町で暮らす、生まれつき物怪が見える薫は、大学生ながら人と物怪の仲立ちをするのが日課であり、趣味だ。居候である風変わりな西洋人、スワローと共に、彼女は今日も誰かの悩…

ダボついた洋服を身にまとい、長い前髪に黒縁メガネをかけた女子高生、千月見夜。猫背で目を伏せて歩く姿はヤボったく、妖しくすらある。実は彼女は眼力者。妖怪、物の怪、妖の類――つまりバ…

――幽霊、化け物、超能力。これらは本当に都市伝説なのだろうか。 答えは否。 日本にはいまだ魑魅魍魎がはびこり、人知れず社会を脅かしていた。 秘密の学園、「帝陵学園」は物の怪達を討…

いつしか婆さんの家に転がり込んだ、曰くつきの猫。 「冬は寒いからな。駄目猫の真似だってしてやるさ」とかなんとか。 ある冬の夜、静かに暮す一人と一匹に不穏な影が差す―― ※　「…

物の怪退治を生業とする八郎と、それに仕える天助。物の怪に悩まされている里へ向かっている最中の二人は、なんとも情けない理由で、日が暮れてもまだたどり着けないでいた。人里離れた場所で…

　ひょんなことから、世にも珍しい『タマ袋をお股にぶら下げたお地蔵さま』に顔面を打ち付けてしまった女子高生のナナ。 　そんな主人公が再び目を覚ました場所は、なんと太平洋戦争直前のと…

神社を改良した診療所、「七ツ闇クリニック」 だがその診療所には近所の子供以外は誰も寄り付かない。 そのクリニックには昔からある噂が絶えなかったからだ。 その噂いわく「あの診療所に…

江渡四ツ谷坂町の食事処「狸の庵」通称あかまるだぬきにはちょっとした裏メニューがある。人と魑魅魍魎が共存するこの地で困り事があれば、あかまるだぬき一家に助けを求めな。ものぐさ女狸に…

退魔師の家系に生まれた咲良は、許嫁であるせつと出会い…… 咲良とせつの掛け合いに笑いあり！！

時は鎌倉。紀伊の国の奥地には物の怪が棲むという噂があった。 探し回っても辿り着くことはできず、もし辿り着いたとしても、一夜のもてなしを受けて寝て起きれば、人はおろか里そのものが消…

　多くの生きたモノが住む世界を現世と呼ぶ。妖や物の怪が住むのは別の狭間という世界である。 　——しかし、悪しき神の所業により狭間に亀裂が生まれ現世へとそれらは現れる。妖は、物の怪…

夏祭りの夜に、僕は狐のお玉と出かけた。

本編末尾にて、ネタばれなしのショート番外編を掲載！平安京への入り口にどうぞ。 久の宮家復興のため、紀乃は乳姉妹である藤の宮を玉の輿に乗せようと、思い悩む日々。それが急に言い付けら…

丘森町には色んな噂がある。 それは怪談話も。 終業式の後、夜遅くまでバイトをした帰り道で、化け物に襲われそうになった所を白髪の少年に助けられる。 そして、私の夏休みが始まる…

妖怪・魔物・UMA等々。古今東西あらゆる国々の常識から逸した生物ーー、「物の怪」が存在する世界。そこにその少女は住んでいます。というかその世界を治める女王様です。それも懇切丁寧な…