「少しのSF」を含む小説

安楽死が認められた世界で、安楽死を拒む女の子とロボットを用いて安楽死させようとする医者の話。全三話の約一万文字の物語です。ほんの少しだけSF要素もありますが、SS寄りの文章なので…

　自動運転が発達し、交通事故が過去の物となった近未来。そんな時代に生きる、しがないサラリーマンの"識名　孝介（しきな　こうすけ）"は、そんな時代にも関わらず運悪く交通事故に遭う。…

夢で見た人物や物を、現実に持って帰る方法がある。 神という傍観者、 夢に迷い込む男、 思惑にまみれる夢世界。 だけど僕たちは、現実に生きるべき。 その現実が、誰かが昼寝中に見てい…

至ってごく普通の日常を送っていた樫野葉月と篠崎風花。 ２人はとても仲が良く、四六時中一緒にいるような間柄だった。 そんなある日のこと。放課後、突然に葉月の行方がわからなくなった。…

「二十一世紀後期の黄昏から、私はあるVMMORPGで助けられて以来慕うリリーシアお姉様と異世界転生をすることにしました。だからこれは、私、フィアとリリーシアお姉様の、幸せへと向か…

片恋に区切りをつけるため、私は彼を不思議な伝説のある桜を見ることに誘う。 見ているだけでも恋は恋。 少し不思議（SF）ラブストーリー

　リンデが　本来の時期より早く、侯爵家の侍女になった事で、連鎖反応的に事態が動いた。 　想定より早く『舞台』に登壇した彼女に、リンデは耳打ちするのだ。「お好きなように振舞っても、…

パンツが食べられないとはだれが決めた！ パンツ≠食べ物でないの構図はおかしいとわたしこと白野初都は宣言する。パンツ≒食べれるものであると。 そして今日、栄えある平成最後の月にて世…

　ショゴスは語る。 　■■■　謝罪文　■■■ 　『クトゥルー神話』関係をよく御存知の方には、不愉快な思いを抱かせる可能性が多々あると思いますので、その辺りは『よく知りもしない者…

ここはどこでしょうか。

（１）は、同題異話・三月号から転載。

男女がいる。告白間近だが、邪魔が入りそうだ。男がいる。爆弾処理をしようとする男だ。少年がいる。ゲームをしている。無職のおっさんがいる。カップラーメンをつくろうとしている。ヒーロー…

アシモフのロボット三原則（の拡大改良版）がロボットに実装された世界での話です。 本作におけるロボットは便利な家電程度に考えておいてください。

幼いころからいじめにあい、大卒で慣れない営業職に飛び込んだ俺――遠藤修――は、退勤後ふらりと立ち寄った店で万年筆とノートを手に入れる。 万年筆を収めた箱に同封されていた説明書には…

築数千年、数万室――。謎の超巨大アパートを仕切っているのは、管理人エルフと補佐コボルドの、たったふたり。 今日も今日とて、エルフの「お嬢」は、アパートのトラブルを解決するのです…

　希望虚しく最悪の中学に進学が決まってしまった俺。道を歩いて曲がり角を曲がった途端、今までと違う世界に迷い込んでしまった。 　迷い込んだ世界は科学技術的には日本の江戸時代に近いが…

ひとりは、2017年から、見ず知らずの女の子へ。 ひとりは、同じ時代、クラスメイトの女の子へ。 ひとりは、2014年から、過去の自分へ。 三者三様、それぞれに起きた変異。事態の…

月・火星・水星・木星・金星と地球を舞台にした“少し不思議”な話。 短編連作でそれぞれの星で１話ずつ、５話完結です。 いづれも女性主人公となっています。 １話目の月は、自分が月の住…

──右へ左へ、左から右へ、大きくゆっくり、今度はすばやく小刻みに。 少年とちょっぴり不思議なお話。

1年ほど前に演劇サークルの公演で出したコピー本の短編。 少しのＳＦとアンダーグラウンドの世界をテーマに制作。 記憶喪失の青年と、その記憶を取り戻そうともがいた青年の最終的な選択…