「包みたい」を含む小説

聖女ステラエアは、聖騎士のヴァルをお共に世界救済の旅に出ていた。 その途中で立ち寄った呪いが蔓延る小国で、ステラエアは王侯貴族達の策略によって呪いの人柱にされてしまう。 しかし…

【魔王様の力が奪われたっ！】 富、名声、力… かつてこの世の全てを手に入れたかった魔王様はカレー味のう◯こかう◯こ味のカレー、どちらを取るかで風俗帰りの勇者と揉めてる最中に何…

アストゥリアス王国は女神信仰発祥の地。 世界の創世の始まりに、全知全能の神である女神セラティスはのちにアストゥリアスと呼ばれる地に降り立った。 女神と呼ぶに相応しい神々しさを放…

【私はあらゆる物を自身の所有として、それらで身を包み、囲み、固め、軟弱な自分を保護しているだけなのだ。祖母に必要な皮や肉まで剥ぎ取られ、剥き身で生きてきた私は、もはや自身で自身を…

　本の中の登場人物。 　髭、灰色の脳細胞、名探偵のエルキュールポアロはどういう訳か本の中から飛び出した。 　ただし…女子高生として。 　セーラー服に身を包み、若々しい肌、綺麗なピ…

未練を持った魂が居る。 未練を断ち切る魂が居る。 死してなお現世に留まる魂のもとへ現れるのは、ブラックスーツに身を包み、紅い瞳を持った死者。 彼らは「葬儀屋」と名乗った。 彷徨…

　スターライト☆キャンディチャイム――。 　七色にきらめく。月の光さえ届かない、真っ黒に塗りつぶされた路地裏が。 〝魔法杖(マジカルステッキ)〟の先端からほとばしったのは、星屑…

琴美は別れと旅立ちに漠然とした不安を抱えていた

　2018年7月15日。神木透哉は、彼女の楠木葵と13時に新宿でデートの約束をしていた。しかし、葵は約束の時間になっても現れることはなかった。 　13時を過ぎたころ東京湾を震源…

※これは、体育祭です。 　私立百合ヶ原学園。 　今年もまた、戦の幕が開く――。 　高貴なる純白の百合の花を掲げる軍団〈白組（ビアンカリリー）〉 　情熱の赤い百合の花を掲げる軍…

朱霧命（アケギリ・ミコト）は、山間の小豪族、朱霧家の長女として生を受けた。 郷を背負う両親と、いずれ頭首となる弟を助けるべく、いつのまにやら剣術の名手となり、「朱霧の鬼姫」と恐れ…

・あらすじ 小学生の正夫は正義感が強く、ズルや悪いことを許せなかった。そんなある日、悪い人を連れ去るオマワリさんの噂を耳にする。オマワリさんを追っていると、魔物退治をしていると名…

片付けが大嫌いな主人公。一人暮らしの部屋はいつもぐちゃぐちゃ。ある日現れたのは黒いモフモフした謎の生物。どうやらその黒い生き物はゴミを食料としているらしい。ゴミをむしゃむしゃ食べ…

勇者パーティとして様々な魔物を討伐していた勇者アドラ一行。そのパーティの中には、未だ魔法の腕が上がらず、メンバーに迷惑をかけていた魔法使い……マルスがいた。アドラたちは木偶の坊で…

神宮外苑を包む、細くて柔らかな雨は、若き女性の心にふと入り込んだ、ある人への思いを優しく包みながら、少しの勇気を与えてくれていた。

東京、郊外の公園。枯葉がチラホラ舞い落ちるベンチの傍らに、由香がプレゼントの包みを抱えて所在なげに佇んでいる。ややあって、下手から瞳が折りたたみ自転車のブレーキの音をきしませなが…

――今年もハロウィンの時期がやってきた。 高校２年生である俺、秋野 空護（アキノ クウゴ）は親友とやっていたカードゲームに敗北し、赤の他人の家（豪邸）にコスプレ（犬耳ワンワンst…

　太陽は当の昔に沈み、辺りが静寂に包まれる頃。 　闇に紛れて一つの影が姿を現す。 　影の名は――カテンナー。 　人々の前向きな心を食い散らかし、世界を後ろ向きにさせてしまう…

鬱蒼とした夜の山を鬼がひとり、粗末な包みを抱いて歩いている。道中には秋らしく度々実りが見えるが鬼は見向きもしない。はたして彼女の抱える飢えは満たされるのだろうか。

　魔王のような災害獣が世界を混沌に包み、各国が抵抗する世界。 　奴隷の少年サトリは、異世界勇者召喚を企むクズ王のせいで儀式の生贄にされてしまう。 　だが、古文書の解読が間違ってい…