概要
「あんたの葬式、挙げにきたぜ」
未練を持った魂が居る。
未練を断ち切る魂が居る。
死してなお現世に留まる魂のもとへ現れるのは、ブラックスーツに身を包み、紅い瞳を持った死者。
彼らは「葬儀屋」と名乗った。
彷徨う死者を導く番人でありながら、自身もまた、殺人衝動という闇を抱える死者の物語。
※本編完結済
※番外編有
未練を断ち切る魂が居る。
死してなお現世に留まる魂のもとへ現れるのは、ブラックスーツに身を包み、紅い瞳を持った死者。
彼らは「葬儀屋」と名乗った。
彷徨う死者を導く番人でありながら、自身もまた、殺人衝動という闇を抱える死者の物語。
※本編完結済
※番外編有
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!死者は現世に留まれない。けれど死者はかつて生者だったのだ。
斜芭萌葱さんという物語の紡ぎ手を知るためにもっともよい手段はこの小説を読むことです。
死者と相対する死者である「葬儀屋」の青年椎名の視界と行動、そしてその内心の葛藤を通して描かれる残酷で、何が救いであるかを見失ってしまいそうな迷える死者たちの世界。けれどその先にはきっと微かな希望の光が見えるのだと。陳腐な言葉ではありますがそう信じさせてくれる存在としての胡蝶という少女が際立っています。
2人が「葬儀屋」として何を感じ、何を思うのか。生者である読み手はその在り方に思いを馳せながら物語に没頭していこうと思います。
2016/03/08追記
四話が公開されました。椎名さんと同じ顔とわずかな差…続きを読む