「ふつう」を含む小説

　大航海時代の末期 「えっ！　わたしが交易船の船長をするの？」 　１５歳で社交界デビューしたばかりの伯爵令嬢セラフィーナに、突然舞い込んだ船長就任の話。 「お家存続のためには止…

かつて『療育』を受けた『ふつう』になりたい少年と空飛ぶ少女の話。2020年12月27日追記 『太宰少年と超常少女』からタイトル改題しました。

昨日までふつうの女子大生だったはずの私が、突然変わってしまった！ルームメイトのエミは私に気づくか？あこがれのつよし君は、私をどうしてしまうのか？私の運命や、いかに!

桃子は〈ふつう〉だった――すべてにおいて。 桃子は〈ふつう〉に苦しんでいた――これからも？

国道、屋上、団地、ショッピングモール……そういった“場所”をめぐる全時空規模の争奪戦に巻き込まれた少年・キルシは、国道を支配できる〈王さま〉となり、屋上を支配する力を持った少女―…

　望んでそうなったわけではなかった。 　ただそこに見える幽霊たちの話し相手になっただけだった。 　だが、それはふつうの人にできることではなかった。 　満足して消えていく幽霊が、感…

　井上情緒はごくふつうの――とっても可憐な女子高生。 　ある朝、彼女は熱心なファンに背後をとられてしまい……。 　ええ、それはもう、私のファンだと言っても過言ではないのです。…

わたしの、ただひとりの人間としての、あるいは動物としての日常。

皆が言う「ふつう」はどこにあるのだろうか？「僕」は我々は皆変人であり、「ふつう」の幻想に囚われているにすぎないと断言してはばからない。自分が他人とズレているということを時に楽しみ…

「わたし神崎ひなた！ピッチピチの美少女JK！（概念！）趣味は小説を書くこと！ カクヨムで楽しく創作ライフを送ってたのに藤原っていうド変態の登場で一体私の高校生活はどうなっちゃうの…

これは錬金術師とその生成物「ホムンクルス」をめぐる、幼馴染日常ラブコメである。 ごくふつうのちょっとオタクな高校二年生・泰司の幼馴染・一華の父親は、母親を亡くした頃から彼女を蘇…

こむら川２作目を書いてみました 虫をいじめる少年が死んだりしますがふつうの厭世作文です

一日一首ずつ、一週間ぶんの短歌をまとめました。 5首目の「薔薇」は、サン＝テグジュペリ『星の王子さま』を踏まえた読み方もできます。 6首目の「水影」とはふつう水面に映ったもの…

なんとなく おれはそうやって生きてきた｡ 公務員から夜仕事に就き,ただその日その日を過ごす ある日出会った彼女は,そんな｢なんとなく｣でしか生きれないおれの心を揺さぶった いつし…

第９回野性時代フロンティア文学賞一次選考通過作です。 公開済みの「なんか妹がすぐに死ぬ」の改良バージョン。 結構変わっているので「なんか妹」を読んだ人にも読んでいただけると嬉しい…

　佐藤茜はモブキャラである。 　なぜなら、彼女自身の身の上に特筆すべき点がひとつもないからだ。 　彼女は普通の家庭に育った。だから、特別な血統をもって新たな力が覚醒することもな…

ボーイング747-8型機とエアバスA380型機の幽霊が出会って仲良くなる話です。 開発史マシマシですが、別にそんなに構えなくても大丈夫だと思います。よくわからなかったら解説と2タ…

「殺伐感情戦線」の「砂」、参加作品です。 「わたし」は、たった一人の妹・糸路菜の「砂を食べる」という奇癖に悩まされていた。徐々にふつうの食べ物すら受け付けなくなっていく妹の現状…

「殺伐感情戦線」の「翼」に参加させていただきました。 第二次性徴を迎えるのとほぼ同時に、背中から翼が生えてきた少女・琴美。高校生になった彼女は、成長と共に大きくなったその翼を…

窓際のベッドは私の指定席。 教室にいると息ができなくて、いつもここに逃げてしまう。 【きつねのなにかさん主催の青春短編企画用への書き下ろしです】 https://kakuyom…