概要
教室にいると溺れてしまいそうで
窓際のベッドは私の指定席。
教室にいると息ができなくて、いつもここに逃げてしまう。
【きつねのなにかさん主催の青春短編企画用への書き下ろしです】
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897576306
教室にいると息ができなくて、いつもここに逃げてしまう。
【きつねのなにかさん主催の青春短編企画用への書き下ろしです】
https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897576306
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!その痛みが、明日を生きるための力となる。
実は、秘密にしていたことがある。
やけに疲れていると感じた日には夏野けいさんの作品を読むのが習慣になりつつある。
美しい描写。静かな語り口調。日常の一瞬を切り取った風景。
それらに触れていると、まるで海中から水面の光を見上げているかのように気持ちが落ち着く。文章を読んでいるというよりは、美術作品を鑑賞しているときのような気持になる。
淡々とした静かな語り口調でありながら、不思議と登場人物たちの情動には迫力がある。その落差さえも心地よく、作品を読み終えたあとは少しの安らぎと少しの元気を分けてもらえる。
強い情動を、派手な場面と強い言葉で書くのは簡単かもしれない。
しかし、…続きを読む