「駅」を含む小説

新宿駅、それは世界最大の乗降人数を誇る巨大駅。 新宿という名を持つ複数の駅と、それらを繋ぐ地下道は迷宮とも称され、多くの迷い人を生み出してきた。 そんな新宿が、いつの頃からか本当…

声　耳 どうして、こんなものがあるのか。 こんなものがあるからいけないんだ。 「約束したじゃん！！！嘘つき！！！。」 「これ前言ったよね？どうして覚えてないの？」 …

　叔母に会うのは十五年ぶりだった。 　さっき数えてみたのだ。最後に会ったのはわたしが高校生のとき。父と一緒に、祖母の葬式のために帰省したとき。 　駅に迎えに行ったときは、目をみは…

深大寺短編恋愛小説賞に応募、落選したものを大幅改稿しました。 約3500字に加筆して約6000字に。 高校生の幼馴染カップルがちゅーするのしないのというお話、深大寺周辺を舞台に…

何の特徴も無い運動が大嫌いな進学校に通う少年、涼。 ある日不思議な夢から目覚めると顎に謎の痛みを感じる。 そしてカレンダーには昨日、26日に振られた謎の丸……だが昨日の記憶はない…

行った事のない駅で降りて、行き先を決めずに歩く。 散歩ほど気軽じゃなくて、だけど旅と言うには大袈裟で。 そんな自由気ままなものに、昔からずっと憧れていた。

幾つかの章に分かれて、駅ピアノを弾きに来る人達のことをお話しします。童話でもなく、小説でもないお話です。ピアノ小品を聴くようなふうに思っていただけると幸いです。

アレックスは27歳。そこそこいい企業の正社員で、入社4年目の経理マンだ。 仕事は忙しいがいい感じの同期やいい感じの上司に恵まれてそれなりにうまくやっている。 ただ、彼は先住民パガ…

初秋の夕刻、片田舎の無人駅のホームに佇む二人。 反目し合うようで、そうでない雰囲気も醸す彼らは、取り留めのない会話をしながら、次の列車で来る『誰か』を待っている……。 ＊＊＊…

杉ちゃん、水穂、由紀子が、老舗旅館の骨肉の後継者争いに巻き込まれるお話。 もともと短編小説としたつもりでしたが、ちょっとてをつけて改作しました。人物などと設定は少し変えてあります…

「生きる目的がない――」 そんな漠然とした理由で死にたがっていた無職の男・成（なる）は、駅のホームから飛び降りようとしていた風俗嬢の渚に出会う。 話を聞くと、渚は小説家を目指して…

電車が遅れたある日の事。人があふれる駅で、私は彼と出会った。

駅ナカの総菜屋でバイトする主人公と同僚の青年との日常要素多めの物語です。

初めて異世界系というのに着手してみました。流行りのジャンルですが、皆さんに追いつけますよう、頑張って製作したいと思っています。宜しくお願いします。 ある日、「よしわら」にやってき…

舞台は、西暦２０１８年・春の大阪府大阪市。 ここは、 大阪市内にある架空の男女共学の私立高校・鈴ヶ丘学院付属天王寺高等学校。 この物語の主人公、悠生飛鳥（ゆうき・あすか）とその…

じいさんが死んだ。真冬の山形の駅、俺を出迎えてくれたのは久しぶりに会う従兄弟だった。

ようやく街に鉄道の駅の建設が始まった。 お祭り騒ぎの夜、僕と彼女とトモヒロは僕の家でそんな街を見ながら話をしていた。

夏休み。私は実家に帰省すると、最寄り駅でお天気雨に降られた。誰も居ないと思っていた無人駅で、私は奇妙な子どもと出逢う。

奥さんと子供3人を持つ、敏腕カー・セールスマンが 都会の生活に、ある日、ふと気がついてこれで良いのかと 自問自答、気分転換に出かけた旅行先で、あくせく 働かなくても、自然豊かな地…