「幻想 不思議」を含む小説

昼下がり、珈琲を飲んだ蝶がいた。

旅の途中、ふらりと夜の古都を訪れた"ボク"。 けれど、すでに商店は閉まり街には人の姿もなかった。 夜の街をあてもなくさまようボク。 やがて、川の向こうに見える明かりにいざなわれ、…

１話読み切りの怪談・ホラー・不思議な話の短編集です。 自分自身、ホラー映画を見た後に気分がズッシリと重くなることが多く、もうちょっと幻想的で救われるストーリーだったら良いのになと…

この世には、伝説の『つきのいし』というものがあるらしい。ただ、誰もその存在を確認したことがなく、その詳細は未だ謎である。ただ一つ分かっていることは、その伝説の『つきのいし』は道端…

僕が唯一、幸福だったと感じているのは、幼い頃過ごした埼玉県所沢市の狭山ヶ丘の時代だ。そして僕の人生の記憶はそこを離れる時に始まった。大人になって、当時の姉の幼馴染で客室乗務員の香…

　最近、「私」は、立て続けに不思議な夢を見る。夢に気をとられている私を心配する夫。だが、夢は毎日続いていく。私は、夢の道を歩く。そして——。二千字の掌編です。

#文披31題 に参加の140文字の読み切り掌編小説を、のんびり収録します。 エッセイのつもりで書いてみようとして、ファンタジーやいろいろな姿になりました。 7/1-31までの31…

基本的に独立した短編の連作です 共通するテーマは酒場とファンタジー お酒にまつわる幻想的で奇妙な話を集めました ２０１８年から２０１９年に書いた作品を幾つか集めました。 ２０２…

　パラレルワールドを訪れた異世界の宇宙人が体験した不思議な出来事を綴ってみました。 　そのインスピレーションの源泉となったのは上記の二作品です。 　ヴィンテージＳＦセレクション …

夢とも現ともつかないような、不可思議な短い話。140字程度の一編をお楽しみくださいませ。

文芸雑誌『白百合』（note）第二号に掲載。

能登香月はクラスでもあまり目立たない生徒だった。「留守番の小屋」と呼ばれる怪しい場所を訪れた彼女の中で何かが目覚めていく。

──そして、あなたは目を覚ます。 目が覚めると、白い空間。見覚えのない場所であなたの目に映るのは、見たことの無い不思議な女の子。 強く頭を打ち付けたあなたにその記憶はありませ…

何者にもなれないと言うことに劣等感を覚え、心にしこりを持つ藤次郎は、自由に花を咲かせられるという不思議な女性と出会う。 チャリティーオムニバス「梅結び」収録作品 https:/…

毎夜、不思議な夢を見る少年、かのえ。彼の傍には、ひのえという不思議な少女が常に寄り添う。夜ごと、夢は深度を増していき、ある日、かのえは夢から醒めなくなってしまう―――。

魔力。現代社会において、聞き馴染みはあったとしても感じることは絶対にない、幻想の産物だと思われていた物。 そんな魔力が世界に現れ、人間と、動物の運命を変えた。亜人と呼ばれる知能を…

アリス・リドリール嬢はとても美しいが少し変わった娘でした。しかし、そんなアリスには足がありません。 困った困った。 これではwonderlandに行けないじゃないですか！？ だっ…

深夜２時。ペットボトルのウーロン茶を飲む。 どうやら古くなっていたようだ。なんだか胃がおかしい。 ※ホラーではありませんが、少し不気味かもしれません。 ※食事の前後には読まない…

【KAC2022】第7回目お題　「出会いと別れ」 不思議な女と会った「私」。彼女は私に逢いに来たと言うのだが……。 「朝雲暮夢」を参考に書いてみました。 幻想めいた内容にし…

いつも通りにスマホでグループ通話で中学生の紫暮和歌（しぐれ わか）と白川鈴（しらかわ すず）灰崎三琉空（はいさきみるく）とが話していると、和歌が「このアプリ友達から教えてもらった…