概要
「記憶の始まり」から生まれる、幻想的でほろ苦い、でも幸せの物語
僕が唯一、幸福だったと感じているのは、幼い頃過ごした埼玉県所沢市の狭山ヶ丘の時代だ。そして僕の人生の記憶はそこを離れる時に始まった。大人になって、当時の姉の幼馴染で客室乗務員の香澄さんと羽田発金沢行の機内で再会。金沢の夜、食事に誘ってもらった僕は、姉が僕を嫌っていたことや香澄さんと姉との大学時代の出来事を知らされ、互いを慰めるように一夜を共にした。東京に戻って香澄さんに連絡してみた僕は、彼女の同僚から思わぬ知らせを聞かされる……。
第1回角川武蔵野文学賞に応募した【連作・雑木林】8編を再編集して、本来の形の1編にまとめました。
(要項で4000字以下だったのですが、書き始めたら話が展開してしまって、長くなってしまったので、やや無理矢理短編に切り分けたのです……)
第1回角川武蔵野文学賞に応募した【連作・雑木林】8編を再編集して、本来の形の1編にまとめました。
(要項で4000字以下だったのですが、書き始めたら話が展開してしまって、長くなってしまったので、やや無理矢理短編に切り分けたのです……)
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