昔々、まかない付きの下宿にお世話になっていた事がありまして。
その下宿の食堂には同じ下宿の住人が飲み物を冷やすために冷蔵庫がありました。
夜中に、ふと喉の渇きで目を覚ましたので、食堂の冷蔵庫に入っている誰かのペットボトルのオレンジジュースを無断でコップに注いで飲みました。
そのオレンジジュースを飲んだ瞬間、かすかに違和感があったのですが、睡魔に負けてそのまま部屋に戻り横になりました。
明け方、物凄い胃炎に襲われて目が覚めました。
喉に手を突っ込んで、胃袋の中のモノを全て吐き出したいぐらいの気持ち悪さです。
慌てて、共同トイレの個室にこもり、夜が明けるまでソコにいました。
オレンジジュースには、賞味期限があるんだという事を体で経験した貴重な日でした。
この作品を読んで、葬り去った、自分の黒歴史を思い出してしまいました。
ああ、恐ろしい。
あなたも、この作品を読んで、自分の黒歴史を振り返りませんか?