「#夫婦」を含む小説

　東北の田舎の一軒宿で服毒死事件が起きた。 変死者は東京の浅草署の元刑事で、解決済み殺人事件を再調査していて殺害された疑いが浮上。 　同署の丘頭警部は部下だった担当刑事の佐藤に協…

――そうだ、あの布団を公開したらええんじゃないの。 幼稚園に勤める文乃と住持の尚隠は幼馴染かつ元夫婦で、 現在も良好な関係を続けていた。 ある日、尚隠は寺の将来を憂い文乃に相…

　寒風の吹く街の広場でベンチに座り、葉を全て落とし寒々と立つ鈴懸の樹を力無く見上げながら、妻が来るのを待つ男。そこに犬を連れた風来坊の老人が現れ、男に話し掛ける。悄然とした男の様…

ヴィルが友人夫婦とご飯食べる話。 思ったより恋バナしなかった

事故で亡くなった姉夫婦がたった一人残していった姪っ子を引き取ることを決めた主人公。つんと澄ました猫のような彼女との、家族のお話。

　魔物になっても、子どもが欲しい 　河津宏彰と河津寿々音は仲の良い夫婦であったが、長らく子供に恵まれずにいた。 　そんな彼らは、十回目の結婚記念日を迎える。 　お祝いのディナー…

お互いの身体を交換する夫婦。 理解者のいない愛情の間で消えゆく両親を見届けた少年が語る愛情の終着地点。

「月鈴、ちょっと嫁に来るか？」 「はあ……？」 雲仙国では、皇帝が三代続いて謎の昏睡状態に陥る事態が続いていた。 あまりにも不可解なために、新しい皇帝を立てる訳にもいかない国は…

17歳(１９歳)の柏木 柚希、体を売って生活していた。 今まで、沢山の家を渡り歩いてきた。 使われて、捨てられるそんな日々だった。 つまらなかった日々が、一気におもしろくなった。…

私達は50代夫婦。子供達は自立して猫と3人暮らし。そんな日常ががらりと変わった日・・・

絵に描いた理想的な夫婦。 優しく仕事もできて、妻想いの旦那。 でも、そんな愛しい旦那が私に隠れてあんなことをしていたなんて―― 「ごめん、許してくれ！」 深夜のリビングで妻が…

戦に負けた少年兵が傷を負い彷徨っていると大きな樽を背負ったエルフのマナとその妻である液状のブブ＝バブルス夫婦と出会った。一週間以上と入浴をしていない少年兵にマナも「一寸、いかがで…

ぼくの奥さんは、デビューしたてのほやほやの作家だ。 夫婦で温泉宿に籠り、しっぽり執筆活動開始――か？ 「……もう、ダメ。密室殺人のトリックが、なんにも思いつかない」 いやいや、き…

　剛田　兄（ごうだ　けい）は普通の高校生。 　容姿も勉学も運動も凡人レベル。 　 　しかし、妹は違った。 　今日本で売れに売れているアイドル、剛田　妹香（ごうだ　まいか）。 　容…

同じ人間なんてひとりもいない。 同じ景色なんてどこにもない。 みんな変、私もきっと他人から見たら変。 親子や兄弟だって全てはわかり合えないのに、夫婦なんて婚姻届け紙一枚で繋がった…

トウム・ウルという空に浮かぶ大きな生き物の上に暮らすトウム・ウル・ネイ。 トウム・ウル・ネイの結婚は、男が女を攫うこと。ただし、攫うと言っても事前に両家打ち合わせてのことだ。 ト…

　カクヨムWeb小説短編賞2022 　エンタメ短編小説部門応募作品 　芳文社さんのまんがタイムきらら感を意識した女子高生のゆるふわ無軌道日常コメディです。 　内容はタイトルの通…

仕事から帰ると妻の姿がなかった。机の上には一丁の拳銃と純銀製の弾丸——どちらも自分が用意したものだ。彼女は夫の不信を知り、そして去っていったのだった。それでも、俺は——。

仲の良い老夫婦 ときに、「あの日」に還ってしまう 真実と愛情と、そして

「ねえ隆弘。同棲しない？」 　幼馴染で大学生の伊藤瑞希にそう持ちかけられた。 　同棲は恋人同士がすることだけど、瑞希のことが好きな俺は提案に乗ることにした。　 　でも、始めてみ…