「くれ」を含む小説

俺の話を聞いてくれ。 勇者は突然語り出した。なんでも、【薬草アレルギー】がめっちゃ心配らしい。 石橋を叩いて渡る系勇者、ついでにちょっと妄想癖？　もはやニートと化してしまった…

かつて魔王に惨敗したコルドは、今はケルザと名を改め、魔王の配下として働いていた。 その裏切りの報酬は、仲間と自身の命。 今宵もまた城の周りをうろつく亡霊を斬り捨てていたケルザだ…

「あんなこと、言わなければよかったよ……」 「私の願い、わがままですか？」 それでも私はあなたを守りたい。想いが人を強くする。 絆が織りなす異世界転移、バトルファ…

写経を始めた私のところに、可愛いあなたが来てくれる。半紙に墨で書いてくれた、すてきなプレゼント。

匿名短編コンテストシリーズの小規模スピンオフです。 今回のテーマは「主催者の苦悩」です。匿名コン主催者板野の苦悩でも、全く別の主催者の苦悩でも構いません。皆様のアイデアで存分に主…

「メリッサ・バフドール！　貴様との婚約を破棄する！」 「理由を聞かせてくださいクリストフ様」 「そうだそうだ、メリッサお嬢様のどこが不満だというのですか」 「しらばっくれないで、…

　体重三桁超えの俺、高城悠伍は転移した異世界でダイエットをすることとなる。 　その施設は、シスターの服装をした女の子がマンツーマンでダイエットのお世話をしているらしい。 　俺の担…

【ファンタジー週間ランキングに入れました！読んでいただきありがとうございます！】 　 男子高校生の西山夏輝は、いじめをきっかけに自殺を決意した。 屋上から飛び降りようとした所…

大正時代──本田虎臣が十二歳になる夏、湘南にある別荘へ来ていた。 そこで出会ったのは、八重澤幸一と名乗る少年だった。 元々引き合ったのは、妹の薫子と幸一を結婚相手にと親同士が決め…

特殊能力である「天脈」。それを扱う者は技能者と呼ばれている。そんな技能者による犯罪を取り締まるのが、僕ら保安機構の仕事。 末崎冬真は、『自分の怪我を直す』という天脈を持ち、あら…

1940年。日本帝国はソビエトとの全面戦争とオリンピックの両方に揺れていた。高級軍人の子息でありながら現役の戦闘機パイロットである三上青年は発展著しい満州国での国境の戦いに明け暮…

いにしえより、異能を持つ美しき“鬼”が存在する日本。 彼らは人間と同じ見た目ながら容姿端麗で、あやかしたちを従えて幕府を陰から支えていた。 だが時は移り、新たに権力を握った明治政…

あくまで、これは私の高校時代に考えた物語です。誰かが共感してくれたらとても嬉しいです。 筋の通らないような内容、大袈裟な表現などあるかと思います。文才にも自信があ…

鮮やかな赤色をした薔薇の花は、咲いたばかりの幼い子。あどけなさは穢れを知らない。この世の中に君が生まれてきてくれたことに感謝する。 出会いはこんなにも僕を変えた。

プロローグ 　会社員の矢崎周平はある日、大学生の義甥アオに告白されたが、妻帯者である周平は彼を拒絶した。その後妻が浮気したことにより周平は離婚し、ひとり灰色の日常を送っていた。 …

願いを叶える呪いの力、その先に待つのは希望か、それとも絶望か。 偉大な大魔法使いの創り出した語り手は、「願いを叶え、代償を奪う」力を背負っていた。ある日、戦乱の王国で目覚めた彼…

時は明治、古来から日本にいた妖怪たちは、西洋から入ってきた科学の力によって、迫害の波にのまれつつあった。 そのため時のリーダー妖怪たちが話し合った結果、結界をつかさどる四神の力を…

大好きな彼に、振られてしまった。 そんな彼との思い出には、いつもプラネタリウムがあった。 だけど―― このお話は、クロノヒョウさんのお題企画への参加作品です。 第60回目のお…

真っ暗な宇宙を一人で旅するシエルさんはお父さんの遺してくれた小型宇宙船に乗ってハンターというお仕事をして暮らしています。 ステーションに住んでいるお友達のリンちゃんとの遠距離通…

大手出版社の雇われ記者の仕事についてからほぼ三年になる。 最初に新卒で入った会社は超ブラックで、元々コミュ障だった俺は全く馴染めずに体を壊して、あっさりと首になり。 そんな不遇…