「母」を含む小説

唐沢黎（からさわれい）はある日の休日、仕事から帰ってきた母の真希（まき）が小さい箱を持ち帰ってきたところに出くわす。 真希は手のひらに乗るくらいのその箱を黎に渡すと、「今日の夜ま…

母ひとり、子ひとりの暮らし。俺が作る味噌汁はいつも不味かった……。

当時の僕の楽しみは、毎日の風呂上りに寝室の羽毛布団にダイブして、羽毛布団のフカフカさを味わうことでした。 いつものように僕は羽毛布団にダイブしたのだが、そこに待ち受けていたものと…

その箱は母の思い出と共に空へと還った。あの世で再会した二人の魂は現世以上に想いを伝え合う。 KAC20243『箱』　長編への道のり賞

　私の名前は空海。青い空と青い海の様に美しくあってほしいという母の願い、らしい。私にはよく解らなかったが。 　そんな母が、私が物心付いた頃にこんな事を言っていた。 　『決して箱を…

　夜道を歩いていると、ある木箱を見つけた。 　その中にあったものとは一体…… 良ければ、以下もどうぞ。 人類を滅ぼす為に、魔王の息子が人間に転生をしますが、母(人間)の愛…

幼いジュールは、母親の度重なる離婚と再婚に悪影響を受け心をすり減らしていた。新しい父との関係、母の不調、弟たちの世話、仕事と多忙な中でも、実の父の存在と手紙が彼の心を支えていた。…

小学生の頃に父親が殺人の罪で捕まった過去を持つ僕。 過去と向き合うには遅すぎたと後悔した彼は、高校生になって波風の立たない平穏な生活を望んでいた。 母と二人で引っ越した、人の少…

　実家が農家をしていたのもあったけれど、家の広い庭に母は色んな花を植えていた。 　チューリップにパンジー、バラ、ヒマワリ。 　春から夏にかけて、数多の花が競うように咲いていたから…

子供の頃に、祖母の大事にしていた茶碗を割ってしまった。桐の箱に入った、鶴亀の絵付の茶碗。 そのことを思い出したのは、母が亡くなった部屋の押入れに、封印された木箱を見つけたからだ。…

いつもおもちゃを片付けない信一。しかし、母に怒られて片付ける事に。その夜・・・

卒業記念にオルゴール箱をもらった美雪。しかしプレゼントを贈ろうとした母は・・・

自主企画『あなたの作品を原作で書かせてもらえませんか？』応募作。 『@netauth01』様の『最近、原因不明のレベルアップに悩まされている。』を原案にだぶんぐる改変で書かせてい…

クリスマスが近い12月 一人娘の結衣のプレゼントを用意する母の、クリスマスの思い出は…

　既存作品の、『移動書店・BOOK MARKのあるフシギ』を読んでから見ていただくとより楽しむことが出来ます。 https://kakuyomu.jp/works/1681733…

　娘が出て行った家の父と母の話です。 ※カクヨムの ♯KAC20243 タグ、お題『箱』＆文字数800字以上。 ぴったりで賞があったことに気づき、慌てて800字ぴったりに挑戦し…

他媒体用に書いたのですが、シナリオ段階で没になったものです。捨ててしまうのはちょっと惜しいので、ここでひっそり供養します。

幼い時分に母親を亡くし、当時母の恋人であった男性に引き取られる。 本当の親子ではないと固く心を閉ざす主人公…中野葵の心を解きながら貧しいながらも平穏に過ごす日々の中で突然担任から…

様々な努力の結果、恋人の元木直人と同棲を始めた打木希美。 彼の母親に交際を反対されながらも、二人は順調に愛を育んでいた。 だが、穏やかに過ごす中で、「それ」は突然に送り付けられて…

西暦20××年、第4新宿区。さまざま人種、文化が入り交じるこの街では、過度なストレスによって変異する２種類の人間がいる。一つは、人の形や自我を保ちながら超人的な身体能力と「コンプ…